出版社内容情報
【内容】
本書は、イギリス東インド会社の全盛時代とでもいうべき18世紀を中心に、その歴史を概観したものである。とはいえ会社そのものよりも、むしろインドで活躍した自由商人など個々の人たちの姿を全面に出し、従来この種の経済史、商業史にはみられない手法で、なるべく具体的な人物像を描出した。
「インド成り金(ネイボッブ)」のようなタイプの人は、今日でもなお世界各地にみられている。そこで、近代世界に対する警世の書の一つとして、本書を提示する。
【目次】
はしがき
第一部 東インド会社と自由商人
第1章 英蘭戦争期のコロマンデル海岸
第2章 「アジアの海」のイギリス人自由商人
第3章 ベンガル革命とイギリス人自由商人
第4章 18世紀後半の国際情勢と自由商人
第二部 「ネイボッブ」たち
第5章 一史料が語る「ネイボッブ」たち
第6章 S・フットの『喜劇』とネイボッブたち
第7章 「ネイボッブ」とインド人との生活交流
第8章 ネイボッブ時代イギリス人のインド理解
第9章 「ネイボッブ」と帝国の形成
第10章 東インド会社と木綿工業育成
第11章 ネイボッブ時代の終焉
終 章 イギリス史上のネイボッブ
あとがき
索 引
内容説明
本書は、イギリス東インド会社の全盛時代とでもいうべき18世紀を中心に、その歴史を概観したものである。会社そのものよりも、むしろインドで活躍した自由商人など個々の人たちの姿を全面に出し、従来この種の経済史、商業史にはみられない手法で、なるべく具体的な人物像を描出した。
目次
第1部 東インド会社と自由商人(英蘭戦争期のコロマンデル海岸;「アジアの海」のイギリス人自由商人;ベンガル革命とイギリス人自由商人;一八世紀後半の国際情勢と自由商人)
第2部 「ネイボッブ」たち(一史料が語る「ネイボッブ」たち;S.フットの『喜劇』とネイボッブたち;「ネイボッブ」とインド人との生活交流;ネイボッブ時代イギリス人のインド理解 ほか)
著者等紹介
浅田実[アサダミノル]
1933年京都市生まれ。1955年東北大学文学部卒業。1957年東北大学大学院文学研究科西洋史学専攻修士課程修了。高校教諭、富山大学助教授・教授、創価女子短期大学教授、創価大学教授・創価大学比較文化研究所長を経る。現在、創価大学文学部人文学科教授。文学博士(1995年)
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