Minerva西洋史ライブラリー<br> コミュニケーションの社会史

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Minerva西洋史ライブラリー
コミュニケーションの社会史

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  • サイズ A5判/ページ数 434p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623033676
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C3322

出版社内容情報

【内容】
本書は、京都大学人文科学研究所において、1995年から1998年までの3年間実施された共同研究、「コミュニケーションの社会史」の成果報告集である。
この共同研究では、交通、通信手段、印刷技術などが格段の発達をとげる以前の諸社会、主として19世紀までのヨーロッパ社会において、人と人とが相互に理解しあうために、情報がどのように伝達されたか、情報はどのように受けとめられ、そしてそれによって人間の社会的結合のありかたがどのように変容していったかをとりあげた。
本書の前半の二部では、情報が伝えられるプロセスが論じられ、また後半の二部では、主としてコミュニケーションが成立するための「場」、「空間」の諸問題があつかわれる。 本書は、手段としてのメディアの発達史にではなく、手にしうるメディアを人びとが状況におうじてどのように使いこなすか、またメディアを介して人と人がどのように結びつくか、といった問題に焦点をあてる。

【目次】
はじめに
 1 遠くに伝える
第1章 初期メソポタミアの手紙と行政命令文…前川和也
第2章 広域情報伝達システムの展開とトゥルン・ウント・タクシス家
    ――16、17世紀における帝国駅逓の拡充を中心に(渋谷 聡)
第3章 メディアとしての聖地巡礼記 
    ――中世地中海世界の情報網( 田京比子)
第4章 地の果ての外交
    ――16世紀のモルッカ諸島とポルトガル(合田昌史)
 2 語りかける
第5章 文字のかなたに
    ――15世紀フィレンツェの俗人筆録説教(大黒俊二)
第6章 「聖年」の誕生
    ――「うわさ」の生み出したもの(山辺規子)
第7章 聖餐式と会衆歌(渡  伸)
第8章 恋文と新聞のあいだ
    ――近世ポーランド王権とニュース・メディア(小山 哲)
 3 語りあう
第9章 農村の時間認識と歴史(森 明子)
第10章 コミュニケーション過程としての啓蒙主義
    ――18世紀末ドイツの読書協会(三成美保)
第11章 会話と議論
    ――18世紀フランスにおける社交の衰退(富永茂樹)
第12章 ラテン語とドイツ語のはざまで
    ――生存闘争のなかの人文主義者(佐々木博光)
 4 争う
第13章 中・近世ドイツ農村社会の武装・暴力・秩序(服部良久)
第14章 名誉の喪失と回復
    ――中世後期ドイツ都市の手工業者の場合(田中俊之)
あとがき

内容説明

京都大学人文科学研究所において、1995年から1998年までの3年間実施された共同研究、「コミュニケーションの社会史」の成果報告集。交通、通信手段、印刷技術などが格段の発達をとげる以前の諸社会、主として19世紀までのヨーロッパ社会において、人と人とが相互に理解しあうために、情報がどのように伝達されたか、情報はどのように受けとめられ、そしてそれによって人間の社会的結合のありかたがどのように変容していったかを分析。

目次

1 遠くに伝える(初期メソポタミアの手紙と行政命令文;広域情報伝達システムの展開とトゥルン・ウント・タクシス家―一六、一七世紀における帝国駅逓の拡充を中心に ほか)
2 語りかける(文字のかなたに―一五世紀フィレンツェの俗人筆録説教;「聖年」の誕生―「うわさ」の生み出したもの ほか)
3 語りあう(農村の時間認識と歴史;コミュニケーション過程としての啓蒙主義―一八世紀末ドイツの読書協会 ほか)
4 争う(中・近世ドイツ農村社会の武装・暴力・秩序;名誉の喪失と回復―中世後期ドイツ都市の手工業者の場合)

著者等紹介

前川和也[マエカワカズヤ]
1942年生まれ。1964年京都大学文学部卒業。現在、京都大学人文科学研究所教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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いとう・しんご singoito2

0
 まず、全体の構成が非常に良い。  最初のⅠでコミュニケーションのための物理的手段とインフラを検討しています。いわば、顕微鏡の視点からの出発なので、読者はちょっと退屈するかもしれなせんが、待てしばし!  続く、Ⅱでは様々な伝達の「行為」に注目し、視野が広がります。  さらに、Ⅲでは、伝達に伴う対話の姿、そしてⅣではそれらを含めた社会制度全体を「暴力」の視点を視野に入れて描いています。 2019/10/27

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