出版社内容情報
【内容】
家族療法における治療とは何か。問題をどう把握し、どのように働きかけるのか。変化をどのように捉え、指示をどう与えるのか。システムズアプローチのポイントを分かりやすく解説します。実際の逐語録を使って、治療者の立場を明確にし、治療のすすめ方を示します。
【目次】
はじめに
第1章 家族療法からシステムズアプローチへ
1家族療法の誕生した時代背景/2初期の家族療法の認識論から生まれた「システムズアプローチ」/3 家族療法からシステムズアプローチへの変遷過程/4どれが日本でのシステムズアプローチか
第2章 方法論としてのシステムズアプローチ
1システムズアプローチの基本的な考え方/2システムズアプローチと呼ばれている方法論の共通性/3最近のシステムズアプローチ
第3章 治療者Hの変遷――臨床における変化の導入をどのように位置づけて
きたか
1それはたった一行の記述から始まった/2家にひきこもって/3「虫」はどこから登場したのか/4理論的な面からの記述:認識と着想、そして理論化へ
第4章 どんなことに意識を向けているのか――治療者Hの治療という行為や
治療者についての散文から
1コントロールに意識が向いていると/2枠組みに目が向いていると/3治療の展開に目が向いていると/ ある程度して達観したような立場であると
第5章 治療者Hの面接の逐語録――それぞれの瞬間におこっていることを、
どう把握し、どう働きかけているか
1逐語からなにをどう読みとるのか/2かつゆき君(7歳)の症例記録/3面接に導入されるまでの経過
第6章 治療者Yにとっての「対話」とは――治療の中の特徴的なひとことず
つの対話のあり方について
1そこでは何が見えているのか/2そこでは何をしようとしているのか/3相互作用の中の治療者/4「落差」は本当に特徴なのか/5落差の基本となるもの/6治療者の意図があるとすれば……/7問題の再構成/8ひとことずつのつなぎ
第7章 システムズアプローチはどこへ?
1言葉にならない「言葉」を駆使して/2システム理論の進化とともに/32人のシステムズアプローチを振り返って
あとがき
内容説明
家族療法における治療とは何か。問題をどう把握し、どのように働きかけるのか。変化をどのように捉え、指示をどう与えるのか。システムズアプローチのポイントを分かりやすく解説します。実際の逐語録を使って、治療者の立場を明確にし、治療のすすめ方を示します。
目次
第1章 家族療法からシステムズアプローチへ
第2章 方法論としてのシステムズアプローチ
第3章 治療者Hの変遷―臨床における変化の導入をどのように位置づけてきたか
第4章 どんなことに意識を向けているのか―治療者Hの治療という行為や治療者についての散文から
第5章 治療者Hの面接の逐語録―それぞれの瞬間におこっていることを、どう把握し、どう働きかけているか
第6章 治療者Yにとっての「対話」とは―治療の中の特徴的なひとことずつの対話のあり方について
第7章 システムズアプローチはどこへ?
著者等紹介
吉川悟[ヨシカワサトル]
1958年滋賀県生まれ。和光大学人文学部卒業、臨床心理士。現在まで、システムアプローチ研究所、コミュニケーション・ケアセンターを主宰。日本家族研究・家族療法学会副会長
東豊[ヒガシユタカ]
1956年滋賀県生まれ。関西学院大学心理学科卒業、臨床心理士。九州大学医学部心療内科、鳥取大学医学部精神神経科などを経て、現在、神戸松蔭女子学院大学文学部心理学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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たらこ
まなまな
餃子
心理学部2年
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