出版社内容情報
【内容】
自己組織性、複雑系、ポストモダン、いまや多く研究対象とされるこれら議論をめぐる最新の研究の成果をふまえながら、システム論の発展を跡づけ、内外の社会システム論の現在の到達地点を探る。
【目次】
まえがき
第 部 複雑系としての社会科学
公開シンポジウム
講演 複雑系とポストモダン――自己組織性の視点から(今田 高俊)
参考資料 シンポジウム・レジュメ
自己組織性論の展開――複雑系とポストモダン
第 部 複雑系を考える
第1章 複雑系としての社会の理解に向けて(西山 賢一)
第2章 均衡分析の社会哲学的基礎――ワルラスの場合(御崎加代子)
第3章 複雑系の社会学?
――ウェーバリアンより見た「複雑系」科学(鈴木 正仁)
第4章 モデルと現実との適切な距離
――複雑性の社会学をめぐって(永田えり子)
第5章 複雑系としての社会システムとその制御(日置弘一郎)
第6章 閉鎖系の平衡から開放系の過程へ、そしてリゾームへ(黒石 晋)
第7章 「市場の自己準拠性」について
――現代の市場経済とオートポイエシス(佐伯 啓思)
索 引
内容説明
社会科学にとって複雑系とはなにか。自己組織性、複雑系、ポストモダン、いまや多く研究対象とされるこれら議論をめぐる最新の研究の成果をふまえながら、システム論の発展を跡づけ、内外の社会システム論の現在の到達地点を探る。
目次
第1部 複雑系としての社会科学(公開シンポジウム―講演・複雑系とポストモダン―自己組織性論の視点から;参考資料・シンポジウム・レジュメ 自己組織性論の展開―複雑系とポストモダン)
第2部 複雑系を考える(複雑系としての社会の理解に向けて;均衡分析の社会哲学的基礎―ワルラスの場合;複雑系の社会学?―ウェーバリアンより見た「複雑系」科学;モデルと現実との適切な距離―複雑性の社会学をめぐって;複雑系としての社会システムとその制御;閉鎖系の平衡から開放系の過程へ、そしてリゾームへ;「市場の自己準拠性」について―現代の市場経済とオートポイエシス)
著者等紹介
今田高俊[イマダタカトシ]
1948年生まれ。現在、東京工業大学大学院社会理工学研究科価値システム専攻教授
鈴木正仁[スズキマサヒト]
1943年生まれ。現在、滋賀大学経済学部教授
黒石晋[クロイシススム]
1958年生まれ。現在、滋賀大学経済学部助教授
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