出版社内容情報
【内容】
近年のドイツ近世史研究は、宗教改革だけでなく、カトリックの動勢にも着目し、16世紀前半の宗教改革期から17世紀前半の信仰派対立期までを一望のもとに把握する新しい視角を開拓しつつある。
本書は、そうした研究動向を踏まえながら、この時代における宗教改革派とカトリックの諸勢力、そして神聖ローマ帝国ドイツにおける両信仰派の対立関係についての諸問題を解明する。
【目次】
はじめに
第1章 ルターの「皇帝に対する武力抵抗権」
第2章 エラスムスとルターの「自由意志論争」
第3章 宗教改革期エアフルトの統治階層
第4章 『アウクスブルクの宗教平和』とその体制
第5章 二信仰派併存体制下アウクスブルクの市民生活
第6章 カトリック地域における司教の教会巡察
第7章 帝国都市ドナウヴェルトの崩壊と「行列」紛争
補 章 カトリックと宗教改革派の接点
むすび
あとがき
文献目録
索引
内容説明
近年のドイツ近世史研究は、宗教改革だけでなく、カトリックの動勢にも着目し、16世紀前半の宗教改革期から17世紀前半の信仰派対立期までを一望のもとに把握する新しい視角を開拓しつつある。本書は、そうした研究動向を踏まえながら、この時代における宗教改革派とカトリックの諸勢力、そして神聖ローマ帝国ドイツにおける両信仰派の対立関係についての諸問題を解明する。
目次
第1章 ルターの「皇帝に対する武力抵抗権」
第2章 エラスムスとルターの「自由意志論争」
第3章 宗教改革期エアフルトの統治階層
第4章 『アウクスブルクの宗教平和』とその体制
第5章 二信仰派併存体制下アウクスブルクの市民生活
第6章 カトリック地域における司教の教会巡察
第7章 帝国都市ドナウヴェルトの崩壊と「行列」紛争
補章 カトリックと宗教改革派の接点
著者等紹介
永田諒一[ナガタリョウイチ]
1947年福岡市に生まれる。1971年京都大学工学部卒業。1978年京都大学大学院文学研究科博士課程中退。現在岡山大学文学部歴史文化学科教授。専攻は西洋史学(ドイツ近世史)
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