出版社内容情報
【内容】
鳥取県智頭町は杉を主産物とする過疎の町です。20年以上にわたって人口の流出はとまりません。その町に住む二人の男が「この町をなんとか活性化させたい」と奮闘していました。大学の先生たちがこの活性化プロジェクトに加わって……。京都「西陣健康会」、阪神淡路大震災後のボランティアネットワークの現在も報告。人間科学的フィールドワークの報告です。
【目次】
まえがき
第1章 人間科学のフィールドワーク
第2章 住民自治の社会システムをめざして
第3章 住民による地域医療をめざして
第4章 ボランティア社会をめざして
内容説明
自らが住むコミュニティをみつめ、いきいきした地域をつくる。先駆的な住民自治の社会システムをめざす過疎地域―鳥取県智頭町、医療関係者と住民がスクラムを組んでつくった地域医療―京都市西陣、震災をバネに始まったNGO・NPOによるまちづくり―神戸市・西宮市。貴重な実例をもって、「人間科学のフィールドワークとは何か」を主張する。
目次
第1章 人間科学のフィールドワーク(2つのフィールドワーク;自然科学と人間科学 ほか)
第2章 住民自治の社会システムをめざして(過疎問題とは;智頭町におけるフィールドワーク ほか)
第3章 住民による地域医療をめざして(西陣との出会い;住民運動としての地域医療―京都「西陣健康会」の50年 ほか)
第4章 ボランティア社会をめざして(被災地での5年間―日本災害救援ボランティアネットワークの経緯と理論的整理;NPOは時代をひらくか?)



