Minerva福祉ライブラリー
介護サービスとリスクマネジメント―ケアの質の向上をめざす人への手引書

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  • サイズ A5判/ページ数 170p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623032631
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C3336

出版社内容情報

【内容】
"転落事故、緊急時の不適切な手当、入居者同士の傷害事件……。施設内で起こる様々な問題に対して、施設管理者が責任を問われることが多くなってきています。介護保険の導入もあって、このような問題に対応するために、リスクマネジメントが重要だという認識が高まりつつあります。本書は、介護する側、される側が対立するような事態をどう回避していったらいいのかを、アメリカで「長期介護におけるリスクマネジメント」に正面から取り組んだ、Weinberg, A. D., Risk Management in Long-Term Care, Springer Publishing Company, Inc. 1998の全訳を通して考えます。翻訳にプラスして、訳者の解説や、アメリカ在住者による付論、現場従事者の事例などの書き下ろしを通じて、日本におけるリスクマネジメントも考えていきます。"

【目次】
訳者まえがき/序
第1章 リスクマネジメントとは何か
第2章 長期介護施設におけるリスクマネジメントの基本
第3章 褥瘡の重大性を認識しよう
第4章 多剰投与と薬物療法に関する問題
第5章 身体的な拘束と精神神経用薬
第6章 施設内感染対策
第7章 放置と虐待
第8章 居住者の安全にかかわる問題
第9章 メディカルディレクターの役割
第10章 法的見地からみたリスクマネジメント
第11章 効果的なリスクマネジメントプログラムの作成と実行
第12章 1990年代、そしてこれからのリスクマネジメント
第13章 訴訟事件の実例から考えるリスクマネジメント
訳注 
付 論 アメリカのナーシングホームの実状(大石克子)
訳者解説(橋本宏子)
リスクマネジメントの参考事例(助川未枝保、大井川裕代、梅田志津子)
さくいん

内容説明

転倒事故、緊急時の不適切な手当、入居者同士の傷害事件…。施設内で起こる様々な問題に対して、施設管理者が責任を問われることが多くなってきています。介護保険の導入もあって、このような問題に対応するために、リスクマネジメントが重要だという認識が高まりつつあります。本書は、介護する側、される側が対立するような事態をどう回避していったらいいのかを考えます。翻訳にプラスして、訳者の解説や、アメリカ在住者による付論、現場従事者の事例などの書き下ろしを通じて、日本におけるリスクマネジメントも考えていきます。

目次

リスクマネジメントとは何か
長期介護施設におけるリスクマネジメントの基本
褥瘡の重大性を認識しよう
多剰投与と薬物療法に関する問題
身体的な拘束と精神神経用薬
施設内感染対策
放置と虐待
居住者の安全にかかわる問題
メディカルディレクターの役割
法的見地からみたリスクマネジメント〔ほか〕

著者等紹介

ワインバーグ,アンドリュー・D.[Weinberg,A.D.]
医学博士。メディカルディレクター、アメリカ医師会特別会員。長期介護サービス事業に長年携わる過程で、施設居住高齢者のケアに関する論文を多数発表。元保健福祉機構認定合同委員会委員。元コネチカット州医師会老年医学部会長。現マサチューセッツ医学会の老年医学会の副会長ならびにマサチューセッツ老年医学会(米老年医学会)会長。長年にわたりハーバードメディカルスクール老年学科でフルタイムで教鞭をとる。長期介護施設に対するおびただしい数の介護・医療過誤裁判の専門家証人として、これまで10年間にわたり強力な証言活動を展開中

橋本宏子[ハシモトヒロコ]
1942年生まれ。1972年東京都立大学大学院博士課程基礎法学専攻単位取得。現在神奈川大学法学部教授(社会保障法)。法学博士。主著に『老齢者保障の研究』総合労働研究所、1981年。『住民参加と法』日本評論社、1991年。『福祉行政と法』尚学社、1995年
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