• ポイントキャンペーン

Minerva日本史ライブラリー
三池争議―戦後労働運動の分水嶺

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 218,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623032594
  • NDC分類 366.66
  • Cコード C3321

出版社内容情報

【内容】
三池争議は、国内最大の炭鉱であった三井鉱山三池鉱業所を舞台として、1959年から1960年にかけて1年ちかく争われ、「総資本対総労働の対決」とされた大労働争議で戦後労働運動の分水嶺をなす。職場闘争で形成した労働者的職場秩序を維持するか、エネルギー革命下、企業再建の鍵として職場の末端にいたるまで経営権を回復するか、労使が激闘した。本書はこの争議の非和解的性格を実証的に明らかにした。

【目次】
第1部 三池争議の争点

職場闘争の前提
労働者的職場秩序の形成


第2部 三池争議への道

「到達闘争」
職場争議


第3部 三池争議

三鉱連の離脱
組合分裂

内容説明

三池争議は、国内最大の炭鉱であった三井鉱山三池鉱業所を舞台として、1959年から1960年にかけて1年ちかく争われ、「総資本対総労働の対決」とされた大労働争議で戦後労働運動の分水嶺をなす。職場闘争で形成した労働者的職場秩序を維持するか、エネルギー革命下、企業再建の鍵として職場の末端にいたるまで経営権を回復するか、労使が激闘した。本書はこの争議の非和解的性格を実証的に明らかにした。

目次

第1部 三池争議の争点(職場闘争の前提;労働者的職場秩序の形成)
第2部 三池争議への道(「到達闘争」;職場争議)
第3部 三池争議(三鉱連の離脱;組合分裂)

著者等紹介

平井陽一[ヒライヨウイチ]
1947年埼玉県に生まれる。1970年明治大学経済学部卒業。1982年法政大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了。現在明治大学商学部講師、経済学博士(1982年、法政大学)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

5
もう少しドラマティックなものを期待していたので、初めて読んだときは、退屈だなと思ったものですが、読みなおすととてもおもしろい本でした。油断のある組合を切り崩す労務担当の綿密な活動はスパイ活動のようで、それだけでも興味深いものでした。職場指揮権の奪い合いを端緒として主に事業現場で行われる労使対決は、アルヴィン・ゴールドナーの組織研究とも通底する事例です。本書は歴史学的であるためにそのような理論的視座はありませんが、使い方によっては組織社会学の資料としても有効なものであると思います。2019/05/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1065398
  • ご注意事項

最近チェックした商品