シリーズ・日本の文学史
はじめて学ぶ日本児童文学史

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  • サイズ A5判/ページ数 368,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623032525
  • NDC分類 909.021
  • Cコード C0395

出版社内容情報

【内容】
明治維新から昭和期にかけての日本児童文学の歩みを最も初期の時代(草創期)を起点に、科学読み物・知識読み物の歴史およびキリスト教児童文学の歴史、外国作品の歴史と幅広い視点から考察する。

【目次】
はしがき
序 日本近代児童文学史の起点
 第1部 近代日本児童文学の夜明け
1キリスト教と児童文学/2日本の近代化と科学読み物/3〈異文化〉移入としての翻訳
 第2部 おとぎばなしの時代
4創作児童文学の出発/5伝記と歴史読み物/6押川春浪と立川文庫
 第3部 芸術的児童文学の開花
7「赤い鳥」の出現/8唱歌から芸術的童謡へ/9宮沢賢治
 第4部 児童文学冬の時代
10プロレタリア児童文学から生活童話へ/11新美南吉/12少年倶楽部の魅力
 第5部 15年戦争下の児童文学
13言論統制と復興現象/14「少国民文学」の時代/15抵抗の児童文学
 第6部 戦後の児童文学
16民主主義児童文学/17さよなら未明/18多様化の時代/補児童文学研究の流れ
児童文学史文献
略年表・索引

内容説明

明治維新から昭和期にかけての日本児童文学の歩みを最も初期の時代(草創期)を起点に、科学読み物・知識読み物の歴史およびキリスト教児童文学の歴史、外国作品の歴史と幅広い視点から考察。

目次

第1部 近代日本児童文学の夜明け
第2部 おとぎばなしの時代
第3部 芸術的児童文学の開花
第4部 児童文学冬の時代
第5部 十五年戦争下の児童文学
第6部 戦後の児童文学

著者等紹介

鳥越信[トリゴエシン]
1929年兵庫県生まれ。児童文学研究者。早稲田大学卒業。岩波書店勤務、早稲田大学教授、大阪国際児童文学館総括専門員を経て、現在聖和大学大学院教授。著書に『近代日本児童文学史研究』おうふう、1994年。『児童文学の大人たち』文渓堂、1995年。『日本児童文学』建帛社、1995年。『子どもの本のカレンダー』ゆまに書房、1996年。『子どもの替え歌傑作集』平凡社、1998年。『子どもの本との出会い』ミネルヴァ書房、1999年
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シルク

10
児童文学史方面で研究したいテーマがある、しかしどうも自分には、圧倒的にその方面の知識が不足している……と悟った時に、この本を使って勉強した。発表するあては何も無かったが、1冊全部、発表レジメにきった。「急遽、この本のこの章をこれから発表してくれ!」と言われても、出来るよ~な状態にした。明治から大正、昭和戦前期、そして戦後へ……複数人の執筆者が、それぞれ得意の分野で各章を担当している。非常にレジメにきりやすかった、そして分かりやすかった。ひとり勉強のテキストになかなか適した1冊。2016/04/20

nog_m

0
当時の社会との関連しながら児童文学の変遷を追ってくれたので分かりやすかった。これの2000年代版があればうれしいのだけど。2010/06/07

Was

0
授業の復習の為さらった。大まかな流れは理解できる。ここからヤングアダルト、ライトノベルなんかにも接続していくのだろう。2010/04/12

サチ

0
児童文学Aの教科書として配布されたもの。レポート2本分で一冊読み切ったところ。読み始めたら面白い。2020/05/21

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