出版社内容情報
【内容】
宗教的真理とは、一片の知識として人から人へ伝達されるものではく、その人の生き方が変わるようなものでなければならない。そのような真理の伝達について、生涯をかけて探究した二人の宗教者の思索にせまる。
【目次】
緒言
凡例
1. キェルケゴールにおける宗教的真理の伝達
2. 親鸞における宗教的真理の伝達
3. 蓬茨祖運に見る宗教的伝達の実際
あとがき
内容説明
宗教的真理とは、一片の知識として人から人へ伝達されるものではなく、その人の生き方が変わるようなものでなければならない。そのような真理の伝達について、生涯をかけて探究した二人の宗教者の思索に迫る。
目次
第1章 キェルケゴールにおける宗教的真理の伝達(伝達についてのキェルケゴール的思惟の本質;ソクラテス的伝達とキリスト教的伝達;キェルケゴールの時代批判 ほか)
第2章 親鸞における宗教的真理の伝達(『歎異抄』をとおして見た親鸞の宗教的真理の伝達;承元の法難を契機とした伝達法の深化;『教行信証』における仏弟子論 ほか)
第3章 蓬茨祖運に見る宗教的伝達の実際(蓬茨祖運における螺旋状型講義の妙;キェルケゴールにおける間接伝達の本質;蓬茨祖運の批判精神の底を流れるもの ほか)