Minerva人文・社会科学叢書
近世ドイツ帝国国制史研究―等族制集会と帝国クライス

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 220p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623031894
  • NDC分類 322.34
  • Cコード C3331

出版社内容情報

【内容】
中世後期および近世ドイツにおいて、神聖ローマ帝国にいかなる位置づけが与えられるべきであろうか。また、近世ドイツの帝国の連邦的体制を成りたたしめていた、構造上の原理ないしは国制構造のメカニズムとは、いかなるものであったのだろうか。連邦的体制としての帝国の政治的体制は、帝国議会を政治的中心ないしは頂点とする「様々な国制段階に応じた等族制集会」における政治的意思ないしは合意の形成のうえに、成り立っていたといえる。本書では、帝国の地方制度である帝国クライス制度の歴史を三期に分け、国制上の位置づけを明らかにする。

【目次】
序 章 帝国国制史研究の諸前提
第1篇 等族制集会と政治的意思形成

1. 問題の所在
2. 近世ドイツ帝国の等族制集会
3. 政治的意思形成の原理と構造  

第2篇 対トルコ戦争と帝国クライス制度

1. 帝国収税長官と帝国クライス
2. シュヴァーベン・クライスにおける遠征軍の組織と管理  

第3篇 永久帝国議会とクライス制度

1. 永久帝国議会をめぐる研究の現状
2. クライス制度との連関(1662―1664年)

終 章 総括と展望
あとがき/注/参考文献一覧/欧文要約/索 引

内容説明

中世後期および近世ドイツにおいて、神聖ローマ帝国にいかなる位置づけが与えられるべきであろうか。また、近世ドイツの帝国の連邦的体制を成り立たしめていた、構造上の原理ないしは国制構造のメカニズムとは、いかなるものであったのだろうか。連邦的体制としての帝国の政治的体制は、帝国議会を政治的中心ないしは頂点とする「さまざまな国制段階に応じた等族制集会」における政治的意思ないしは合意の形成のうえに、成り立っていたといえる。本書では、帝国の地方制度である帝国クライス制度の歴史を三期に分け、国制上の位置づけを明らかにする。

目次

第1篇 等族制集会と政治的意思形成(問題の所在;近世ドイツ帝国の等族制集会;政治的意思形成の原理と構造―西南ドイツ3帝国クライスと関税闘争(1564~76年))
第2篇 対トルコ戦争と帝国クライス制度(帝国収税長官と帝国クライス;シュヴァーベン・クライスにおける遠征軍の組織と管理)
第3篇 永久帝国議会とクライス制度(永久帝国議会をめぐる研究の現状;クライス制度との連関(1662~64年))

最近チェックした商品