Minerva現代経済学叢書
帝国主義と資本の輸出―パクス・ブリタニカの盛衰とアジア

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  • サイズ A5判/ページ数 240p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623031191
  • NDC分類 332.33
  • Cコード C3333

出版社内容情報

【内容】
本書は、世界資本主義が独占資本主義の時代、あるいは帝国主義の時代として経験してきたパクス・ブリタニカの世界、両大戦間期という列強相喰む資本主義世界経済の歴史を帝国主義とアジアの関係を中心にみることによって、資本主義における人類史の論理と軌跡を歴史貫通的に捉えようとするものである。パクス・ブリタニカの盛衰とアジアの連動性、列強による植民地支配と植民地開発の論理を発見することを課題とし、詳細な資料を基に考察する。

【目次】
まえがき/図表一覧/凡例
第1章 資本輸出とパクス・ブリタニカの展開
 1 イギリス資本輸出の変化とその特徴
 2 イギリス貿易構造の変化とその特徴
第2章 「多角的決済網」とその変容 
 1 「多角的決済網」とパクス・ブリタニカの変質
 2 イギリス国際収支と資本輸出
第3章 両大戦間期の資本輸出とアジア
 1 両大戦間期の資本輸出
 2 東南アジアにおける企業投資とプランテーション
第4章 「資本の文明化作用」と資本輸出
 1 「資本の文明化作用」と生産関係の国際的移植
 2 「資本輸出の文明化作用」
第5章 世界経済の変貌・展開とアジア
 1 大英帝国の変貌とアジア
 2 多角的決済網の変貌
第6章 資本の輸出と中国の分割
 1 中国をめぐる列強の角逐と資本輸出
 2 外国資本による中国経済の支配
第7章 資本輸出の政治経済学
 1 「資本の輸出」と相互依存の国際網
 2 資本の輸出と国際分業・「可能性の独占」
 3 金融的依存の世界的網の目と「国家的分割」
第8章 M・N・ロイの「植民地脱化論」
 1 研究史上の位置と問題点
 2 『過渡期のインド』
 3 『イギリス帝国主義の新経済政策』
第9章 R・パーム・ダットの「植民地脱化論」とその変説
 1 R・パーム・ダットの「植民地脱化論」
 2 「植民地脱化論」批判と資本輸出
あとがき/人名索引/事項索引

内容説明

本書は、世界資本主義が独占資本主義の時代、あるいは帝国主義の時代として経験してきたパクス・ブリタニカの世界、両大戦間期という列強相喰む資本主義世界経済の歴史を帝国主義とアジアの関係を中心にみることによって、資本主義における人類史の論理と軌跡を歴史貫通的に捉えようとするものである。パクス・ブリタニカの盛衰とアジアの連動性、列強による植民地支配と植民地開発の論理を発見することを課題とし、詳細な資料を基に考察する。

目次

第1章 資本輸出とパクス・ブリタニカの展開
第2章 「多角的決済網」とその変容
第3章 両大戦間期の資本輸出とアジア
第4章 「資本の文明化作用」と資本輸出
第5章 世界経済の変貌・展開とアジア
第6章 資本の輸出と中国の分割
第7章 資本輸出の政治経済学
第8章 M・N・ロイの「植民地脱化論」
第9章 R・パーム・ダットの「植民地脱化論」とその変説

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