Minerva現代経済学叢書<br> 開発と世界経済―パクス・アメリカーナと発展途上国

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Minerva現代経済学叢書
開発と世界経済―パクス・アメリカーナと発展途上国

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  • サイズ A5判/ページ数 278p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623031016
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3333

出版社内容情報

【内容】
プラザ合意後のアジアの華々しい経済成長の中で、人々のあいだではアジアに「南北問題」など存在しないかのような風評が世論の背景となり、「アジア発金融危機・経済危機」 が始まるまで「アジアの奇跡」神話を疑うものはなかった。
本書は、この激変する「現代」の解明に欠くことのできない前提として戦後の世界体制とは何かを援助と工業化との関わりで、とりわけアジア社会との関わりを意識しながら論じている。多くのデータとともに、アジア経済の成長過程を分析し、その「移行」の実態を捉えた実証研究。

【目次】
まえがき

1. パクス・アメリカーナの基本的構図
2. 開発援助の創出と展開
3. アメリカの援助政策とアジア
4. 開発援助政策の展開と南北問題
5. 開発経済学の盛衰と新国際経済秩序論
6. 多国籍企業の登場と開発経済論
7. ヨーロッパ・マルクス主義と「70年代帝国主義論争」
8. 現代への遺産(1)NIES(NICS)の登場と多国籍企業
9. 現代への遺産(2)輸出工業化と累積債務危機
10. 現代への遺産(3)アジアの経済危機・通貨危機

 あとがき 索引

内容説明

プラザ合意後のアジアの華々しい経済成長の中で、人々の間ではアジアに「南北問題」など存在しないかのような風評が世論の背景となり、「アジア発金融危機・経済危機」が始まるまで、「アジアの奇跡」神話を疑う者はなかった。本書は、この激変する「現代」の解明に欠くことのできない前提として、戦後世界体制とは何かを援助と工業化との関わり、とりわけアジア社会との関わりを意識しながら論じている。多くのデータとともに、アジア経済の成長過程を分析し、その「移行」の実態を捉えた実証研究。

目次

パクス・アメリカーナの基本的構図
開発援助の創出と展開
アメリカの援助政策とアジア
開発援助政策の展開と南北問題
開発経済学の盛衰と新国際経済秩序論
多国籍企業の登場と開発経済論
ヨーロッパ・マルクス主義と「70年代帝国主義論争」
現代への遺産(NIEsの登場と多国籍企業;輸出工業化と累積債務危機;アジアの経済危機・通貨危機)