出版社内容情報
【内容】
冷戦終結後の新たな世界秩序の行方に大きな影響を及ぼすものとして研究者の関心を集めている動向としては、グローバリゼーション(世界化)の急速な進行の元で台頭してきた地域主義があげられる――。
日本は世界化と地域主義の台頭するポスト冷戦の世界において、いかなる役割を果たせるのか、どのような役割を期待されているのか、そこにはどのような諸問題が存在するのか――第一線研究者による刺激的論集。
【目次】
1 アジア・太平洋の地域主義と日本
1. アジアにおける地域主義の諸類型(初瀬龍平)
2. 競合する地域主義(G・フック)
3. 日本の役割に関する米国の見解とアジア太平洋の地域主義(菅 英輝)
2 アジア太平洋の安全保障と日本の役割
4. 日米関係とアジアにおける多国間安全保障イニシアティブ(S・ウェストン)
5. アジアにおける日本の安全保障上の役割(アンドリュー・マック)
6. 欧州連合と日本の安全保障上の役割(フランコ・アルジェリ)
7. アジアの安全保障における日本の役割と欧州の認識(アンヌ・ポルティエ=レマンス)
3 アジア・太平洋の安全保障と日本の役割
8. 日米同盟とアジア太平洋の多国間安全保障(星野俊也)
9. アジアにおける日本の政治的・安保的役割について(朱建栄)
10. アジアおよびアセアン地域フォーラムと日本の安全保障上の役割(スディアティ・ジワンドノ)
11. アジアの地域秩序と日本の役割(スティーブン・レオン)
4 アジア太平洋地域の諸問題と日本の役割
12. 戦前・戦後の「日本問題」(石村善治)
13. 1990年代の中台関係(李 弘杓)
14. 日本の「人権外交」と対アジア政策(山下恭弘)
内容説明
冷戦終結後の新たな世界秩序の行方に大きな影響を及ぼす、グローバリゼーション(世界化)の急速な進行の元で台頭してきた地域主義。日本は、世界化と地域主義の台頭するポスト冷戦の世界において、いかなる役割を果たせるのか―、どのような役割を期待されているのか―,そこにはどのような諸問題が存在するのか―。本書では、日本のアジア太平洋地域における役割に焦点を当て、日本の直面する諸問題を明らかにするとともに、秩序形成における日本の役割を論じる。
目次
第1部 アジア太平洋の地域主義と日本(アジアにおける地域主義の諸類型;競合する地域主義―東アジア、アジア太平洋地域秩序における日本の役割 ほか)
第2部 アジア太平洋の安全保障と日本の役割―欧米の視点から(日米関係とアジアにおける多国間安全保障イニシアティブ―アメリカの視点;アジアにおける日本の安全保障上の役割―オーストラリアの視点 ほか)
第3部 アジア太平洋の安全保障と日本の役割―アジアの視点から(日米同盟とアジア太平洋の多国間安全保障―日本の視点;アジアにおける日本の政治的・安保的役割について―中国の視点 ほか)
第4部 アジア太平洋の諸問題と日本の役割(戦前・戦後の「日本問題」;1990年代における中台関係―東アジアと日本への影響 ほか)
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