出版社内容情報
【内容】
ことばは一体どのようにして獲得されるのだろうか。これまで多くの研究者が興味を示してきたこの問題に新たな一頁がつけ加わった。人がもっているからだの側面、人が他の文化と交わるという側面、人と人とが交わるという環境の側面などから言語獲得がもつ意味を考える7つの論文を収録。
【目次】
1声からことばへ 小嶋祥三(京大霊長研)
2声の知覚の発達 林安紀子(東京学芸大)
3語彙獲得の初期発達 荻野美佐子(上智大学)
小林晴美
4目に見えないことばの獲得 沖真紀子
5言語習得の日米比較 小椋たみ子
6母語と第二言語 内田伸子(お茶の水大学院)7認知のない言語習得 正高信男(京大霊長研)
あとがき 桐谷 滋(東京大学)
内容説明
本書はこの重点領域の中心テーマである、音声と音声言語の発達に焦点を当てたものである。ヒト幼児のことばを目指した音声の発達を生成と受容面から述べ、語彙獲得の諸問題とその言語間比較、第2言語の獲得へと続く。国際化社会への対応が叫ばれる中で、興味深いテーマである。最後に認知と言語の関係が述べられている。この研究領域の学生、専門家に新しい知見を提供するものとなるだろう。
目次
声からことばへ
声の知覚の発達
語彙獲得の初期発達
対話における助数詞の獲得
語彙獲得の日米比較
第2言語学習における成熟的制約
認知と言語