出版社内容情報
【内容】
黒船の来航以来、日本人は欧米人の考え方、行動の仕方をどのように学びとってきたか。現在も続く欧米コンプレックスともなり、科学技術の発展へと導いてもきた〈欧米の学び方〉が、同時に「日本とは何であったか」「日本人とは何か」というアイデンティティを求める旅の始まりともなった。
【目次】
はじめに
転換期としての日本近代と哲学の位置
第1部 西洋との出会い
* 西洋の衝撃
* 東洋と西洋
* 西洋経験としての「自由」
* 論理における日本と西洋
* 翻訳の思想
第2部 近代日本の確定
* 近代日本と哲学
* 近代日本とキリスト教
* 西田哲学における〈芸術〉と〈美〉の概念をめぐって
* デモクラシーの日本的形態
* 反近代――ニーチェと日本
第3部 問いとしての「近代」
* 「主体」の超克
* 思想としての戦後
* 文学としての戦後
* 日本近代再考
* 西田哲学が問うもの
目次
転換期としての日本近代と哲学の位置
第1部 西洋との出会い(西洋の衝撃;東洋と西洋;西洋経験としての「自由」 ほか)
第2部 近代日本の確立(近代日本と哲学―西周の国家観;近代日本とキリスト教;西田哲学における「芸術」と「美」の概念をめぐって ほか)
第3部 問いとしての「近代」(「主体」の超克―西田幾多郎の『日本文化の問題』に関連して;思想としての戦後―「近代」と「現代」の相克;文学としての戦後 ほか)