出版社内容情報
【内容】
不思議の世界、こころときめく世界が開かれ、迷い、焦り、混乱する日々、思春期。過ぎ去ってしまったものにはなつかしいけれど、その中にあるものには答えのでないもどかしい日々。カウンセラーたちがみた子どもたちの生の姿を描く。
【目次】
1 山のかなたの空遠く 男の場合 氏原 寛
女の場合 菅佐和子
2 自我に目覚める頃 男の場合 康 智善
女の場合 安島智子
3 わが肉体との出会い 男の場合 神谷栄治
女の場合 千原雅代
4 蛍の光 窓の雪 男の場合 河原省吾
女の場合 小川素子
5 出立の病い 男の場合 米倉五郎
女の場合 安福純子
6 子牛たちの恋い 男の場合 杉原保史
女の場合 越智友子
内容説明
不思議の世界、こころときめく世界が開かれ、迷い、焦り、混乱する日々、思春期。過ぎ去ってしまったものにはなつかしいけれど、その中にあるものには答えの出ないもどかしい日々。カウンセラーたちが見た子どもたちの生の姿。子どもたちがたどりついた自らの魂のありか―。
目次
1 山のかなたの空遠く
2 自我にめざめるころ
3 わが肉体との出会い
4 蛍の光 窓の雪
5 出立の病い
6 子牛たちの恋
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
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・筆者の右省察、永遠の少年/少女タイプへの追及性向も頷け有難い。--筆者自身の思春期は、表立った問題は何一つ起こさなかったけど、内的には充分「非社会的」であり、不適応感が強かった。だからこそ心理臨床という仕事にたどり着き、痴がましくも他者の心を癒したり強くしたりする営みに参加することによって、自分自身の心を育てなおしているのかもしれない。 ・中学生からの手紙に男子発が少ない理由の1つに、「言文一致体」を会得している男子が少ない(日常の想いを乗せられる文体モデルが乏しい)という考察は面白く精傾。




