出版社内容情報
【内容】
ディルタイに始まる一連の認識論の発展を精神史的にたどり、ウェーバーの科学論を思想的に位置付け、そしてその展開過程と体型的構想を解明。
【目次】
序 章 マックス・ウェーバーの科学論の特質
第1章 ディルタイとジンメル
第2章 ディルタイの「記述的分析的心理学」
とその反響
第3章 若きウェーバーとリッカート
第4章 ロッシャーの歴史的方法と流出理論
第5章 社会科学的認識の「客観性」
第6章 解明のカテゴリーの登場と展開
終 章 価値解釈と客観的可能性の判断
あとがき
凡例/参考文献/人名索引
内容説明
精神科学の認識論的基礎づけを意図したディルタイの『精神科学序説=歴史的理性批判』は、ジンメルやリッカートを経て、ウェーバーにいたる一大思想的論争を巻き起こした。この論争は、自然科学を認識論的に基礎づけたカントの『純粋理性批判』に始まり、フィヒテやシェリングを経て、ヘーゲルにいたる哲学革命に比すべき思想的内容をそなえている。本書は、ディルタイに始まる一連の認識論の発展を精神史的にたどり、その集大成ともいうべきウェーバーの科学論を思想的に位置づけ、そしてその展開過程と体系的構想を解明しようとするものである。
目次
序章 マックス・ウェーバーの科学論の特質
第1章 ディルタイとジンメル
第2章 ディルタイの「記述的分析的心理学」とその反響
第3章 若きウェーバーとリッカート
第4章 ロッシャーの歴史的方法と流出論理
第5章 社会科学的認識の「客観性」
第6章 「解明」のカテゴリーの登場と展開
終章 価値解釈と客観的可能性の判断