Minerva英米文学ライブラリー<br> 英米文学にみる家族像―関係の幻想

個数:

Minerva英米文学ライブラリー
英米文学にみる家族像―関係の幻想

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 251,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623027224
  • NDC分類 930.2
  • Cコード C3398

出版社内容情報

【内容】
英米文学作品において表現されている多様な形態の<家族>を取り上げて,検証,批評することにより家族像のイメージを拡げ,その原像を探る。又多彩な<家族>から新たな問題も提示する。

【目次】
序章<家族の幻景――感情のドラマの余白に 中村邦生

第1部 家族の原像
第1章 「聖家族」像の変遷 江河 徹
第2章 ソローの家――第二の自然としての<住> 野田研一
第3章 家族の神話――オルコットの『若草物語』を読み直す 高田賢一

第2部 関係の中の家族
第4章 『嵐が丘』の家族像――バルチュスの挿絵を手がかりに 久守和子
第5章 「父」の出現
――デフォー、オースティン、コンラッドの作品に現れる父親像 津久井良充
第6章 聖/性域における性/聖家族
――<家族小説>としてのフォークナーの原典版『サンクチュアリ』 笹田直人
第7章 二つの家族の一家団欒――ジェイムズ・ジョイスの「死者たち」 大神田丈二

第3部 変貌する家族
第8章 家族の中の死――家族崩壊のメカニズム 尾崎俊介
第9章 反復-解体-再創造の場としての<家族>
――T・S・エリオットの<家族>論 木下 卓
第10章 貨幣・資本・インセスト――フォークナー的家族を構成/崩壊するもの 林 文代

第4部 家族の深層
第11章 よみがえる幼年時代――オーデンの<私だけの聖なる世界> 太田雅孝
第12章 愛と裏切りの家族――ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』の場合 須川いずみ
第13章 母なるものの幻想――『夜への長い旅路』における母と子の肖像 外岡尚美

あとがき
図版・写真出典一覧
索引

内容説明

文学作品において「家族」は、ギリシア悲劇の時代に始まり、近代の感情革命である小説の成立とともにクローズアップされ、やがてその崩壊が取り沙汰される現代においてまで永遠のテーマである。本書は、英・米文学作品において表現されている多様な形態の「家族」を取り上げて、検証・批評することにより家族像のイメージを拡げ、その原像を探る。多彩な「家族の肖像」を描きあげるとともに、常に切実な感情の舞台であり続ける「家族」の新たな問題も提示するのである。

目次

「家族」の幻景―感情のドラマの余白に
「聖家族」像の変遷
ソローの家―第二の自然としての「住」
家族の神話―オルコットの『若草物語』を読み直す
『嵐が丘』の家族像―バルチュスの挿絵を手がかりに
「父」の出現―デフォー、オースティン、コンラッドの作品に現れる父親像
聖/性域における性/聖家族―「家族小説」としてのフォークナーの原典版『サンクチュアリ』
二つの家族の一家団欒―ジェイムズ・ジョイスの「死者たち」
家族の中の死―家族崩壊のメカニズム
反復‐解体‐再創造の場としての「家族」―T・S・エリオットの「家族」論〔ほか〕

最近チェックした商品