出版社内容情報
【内容】
世界の諸地域を広く視野に入れ、工業化以前の社会で仕事と地位の関係はどのように把えられてきたか。歴史学、人類学からのアプローチを行う。京都大学人文科学研究所による共同研究成果。
【目次】
1 社会編成のイデオロギー
2 ステイタスをめぐる葛藤
3 職業の専門性とステイタス
4 周縁性と差別
内容説明
本書は、京都大学人文科学研究所において、一九九二年より一九九五年まで三年間実施された共同研究、「ステイタスと職業」の成果報告集である。工業化以前の社会では、人びとはどのように区分されていたのか。また、自分の生きる社会をどのようにイメージしていたのか―。広く世界の諸地域を視野に、工業化以前の社会編成を、歴史学、人類学の視点から問いなおす。ステイタス論への新たなアプローチ。
目次
1 社会編成のイデオロギー
2 ステイタスをめぐる葛藤
3 職業の専門性とステイタス
4 周縁性と差別
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人生ゴルディアス
4
また今日も騎士の概念がわからなかった……。というか地域と時代によって色々、というのが本当のところなのだろう。税が多くは戦に関する臨時税で、戦に従事する者はそのことをもって免税され、それが貴族であることのひとつの条件であったが、貴族が商業に携わると資格をはく奪されるみたいなデロジアンスの商業=下賤みたいな感覚が生まれた理由は、中世後期以降、戦にもろくにいかないのに免税されてる上、市井の商業を圧迫するんかという市民からの突き上げが原因、という理屈はわかりやすい。それ以外はちょっと雲を掴むような感じだったな。2022/10/11
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