出版社内容情報
【内容】
文化人類学の課題と方法についての概念と,執筆者各人の地域研究を通しての伝統動態の諸側面について述べた。伝統の創出,揺らぎ,柔軟性--変化に対峙している民の姿を紹介する。
【目次】
はじめに
序章 本書の構成
第1部 文化人類学の課題と方法
第1章 文化人類学における歴史研究
第2章 文化人類学と現代社会
第2部 伝統の創出
第3章 中世民衆の社会的分化
第4章 「台湾人」と漢族文化―現代台湾社会の抱える問題―
第5章 バリ島の伝統・観光・バリ研究―楽園の系譜学―
第6章 マヤの神とラディーノの神―グアテマラの事例より―
第3部 伝統の揺らぎ
第7章 台湾アミ族の母系制社会―クラスの離婚の事例から―
第8章 タイにおける近年の宗教の動向―上座仏教を中心として―
第9章 女神祭祀と村の権力
―南インドのある小さなヒンドゥー寺院をめぐる民族誌―
第4部 伝統の柔軟性
第10章 村長ガウイの村落開発戦略について
―パプアニューギニア 東セピック州
ブラックウォーター川上流域カニンガラ村の事例―
第11章 村人の仏教理解と仏教徒アイデンティティ
―スリランカ高地のシンハラ農村の事例から―
索引
内容説明
伝統の創出・揺らぎ・柔軟性。社会や文化が常にさらされている変化の具体的様相を、そこに生きる人びとの姿を通して明らかにする。
目次
序章 本書の構成
第1章 文化人類学における歴史研究
第2章 文化人類学と現代社会
第3章 中世民衆の社会的分化
第4章 「台湾人」と漢族文化
第5章 バリ島の伝統・観光・バリ研究
第6章 マヤの神とラディーノの神
第7章 台湾アミ族の母系制社会
第8章 タイにおける近年の宗教の動向
第9章 女神祭祀と村の権力
第10章 村長ガウイの村落開発戦略について
第11章 村人の仏教理解と仏教徒アイデンティティ