出版社内容情報
【内容】
スミスの『国富論』と根本的に異なる理論体系を示したステュアートを重点に,両者の理論領域までを視野に徹底的に比較検討。経済学成立期に根本的再討検を迫る比較分析アプローチ。
【目次】
凡例
序説 ――ポリティカル・エコノミーをめぐる二つの「手」――
第1章 <最初のポリティカル・エコノミー>の方法
第2章 人口と奢侈
――ステュアート経済学の基本問題――
第3章 端初的均衡理論の形成<ステュアート>
第4章 自然価格論の世界<スミス>
第5章 貨幣数量説と有効需要論
――ヒュームとステュアートをめぐって――
第6章 産業政策とインフレーションの理論
――ステュアートの外国貿易論――
第7章 産業構造論と「見えざる手」
――スミスのマクロ分析――
第8章 「流通の理論」の基礎構造
――ステュアートの信用・財政政策――
あとがき
文献目録
索引(人名・事項)
内容説明
18世紀イギリス経済学を代表するスミスとステュアート。『国富論』と根本的に異なる理論体系を示したステュアートを重点に両者の理論領域までを視野に徹底した比較検討を行う。経済学成立への試みがスミスに限らず、複数存在したことを指摘し、経済学の歴史を新たな角度から描く契機となす比較分析アプローチ。
目次
第1章 「最初のポリティカル・エコノミー」の方法
第2章 人口と奢侈
第3章 端初的均衡理論の形成―ステュアート
第4章 自然価格論の世界―スミス
第5章 貨幣数量説と有効需要論
第6章 産業政策とインフレーションの理論
第7章 産業構造論と「見えざる手」
第8章 「流通の理論」の基礎構造