Minerva英米文学ライブラリー<br> アメリカ文学の「自然」を読む―ネイチャーライティングの世界へ

Minerva英米文学ライブラリー
アメリカ文学の「自然」を読む―ネイチャーライティングの世界へ

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  • サイズ A5判/ページ数 408,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623026487
  • NDC分類 930.29
  • Cコード C3398

出版社内容情報

【内容】
自然をめぐる様々な思考と実践を通じて人間の文化を位置づけるネイチャーライティング。本書は,アメリカの文学作品・芸術作品に触れながら自然と文学の関係を問う,日米共同作業の初の試み。

【目次】
序 エコクリティシズムの方位

第一部 アメリカ文化と自然環境
第1章 環境保護運動とネイチャーライティング-アメリカの経験から
第2章 アメリカン・ネイチャーライティングの
起源を求めて-自然という文化のジャンル
第3章 ピクチャレスク・アメリカ-十九世紀風景美学の形成
第4章 ネイチャーライティングとアメリカのフロンティア
第5章 アメリカのエコクリティシズム-過去、現在、未来…

第二部 アメリカ文化と自然-一九〇〇年以前
第6章 まなざしの帝国主義-エマンソンの自然・隠喩・拡張
第7章 エマンソンと「透明」な大自然
第8章 グレイロック山と鯨
第9章 メインの昏い丘-ワイエス、オルソン、ホーソーン
第10章 自然を表現する文学-ソローの現代的意義
第11章 エミリー・ディキンスと『アウトドア・ペーパーズ』
-ナチュラリスト・ヒギンスンへの手紙
第12章 異文化としての自然-ハック、川、所有
第13章 不本意な名文家-ジョン・ミューアと散文改訂の推移

第三部 現代アメリカの環境文学を読む
第14章 『砂の楽園』-庭園の機械に対抗力
第15章 ゲーリー・スナイダーと再定住-人間中心主義を越えて
第16章 さまよえる血の軌跡-アニー・ディラードの自然探究
第17章 ロバート・フィンチの鯨学
第18章 アメリカ演劇と自然問題-シェパード、マメット、オーツ
第19章 エコフェミニスト・テクストとしての
『鳥と砂漠と湖と』-共生のための女性性

内容説明

1960年代以降、アメリカ文学界では、自然や環境をめぐる様々な思考や実践を論ずるネイチャーライティングが活発になってきた。本書は、「自然」に表現を与えたアメリカの文学、絵画、演劇などを広くとり上げ、芸術と「自然」の関係を示す、ネイチャーライティングの初めての入門書である。人間と自然の関係を問い直すアメリカの文学研究の歴史と今後の行方も指し示す。

目次

第1部 アメリカ文化と自然環境(環境保護運動とネイチャーライティング―アメリカの経験から;アメリカン・ネイチャーライティングの起源を求めて―自然という文化のジャンル ほか)
第2部 アメリカ文学と自然―1900年以前(まなざしの帝国主義―エマソンの自然・隠喩・拡張;エマソンと「透明」な大自然―『自然』に見る神秘主義的自然観の考察 ほか)
第3部 現代アメリカの環境文学を読む(『砂の楽園』―庭園の機械に対抗力;ゲーリー・スナイダーと再定住―人間中心主義を越えて ほか)

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