出版社内容情報
【内容】
当面する現代家族の課題に接近したひとつの試みであり,家族関係論や生活経営学はもとより,生活経済原理にいかに支えられて近代家族が存立しているかを説明する。とくに,生活福祉論の角度からアプローチも行う。
【目次】
序章 いまなぜ家族であり、生活経営なのか
第1章 史的システムとしての近代家族
――「小宇宙」の誕生・成熟そしてゆらぎ――
1 西ヨーロッパの近代家族
2 日本における近代家族弩出現
3 その成熟――テレビドラマ、映画を通して見る
4 近代家族の基本的性格とその含意――まとめにかえて
補章 アリエスの伝言
第2章 現代における生活経営の枠組み
――理論武装の第一歩――
1 社会基調の変化
2 エレガント・ファミリーをめざして
3 家庭経営の枠組み
4 生活の基本的枠組み
第3章 生活経営学の贈りもの
――「歴史に学ぶ」・「現代に生きる」・「未来を創る」――
1 現代生活経営学の体系
2 歴史に学ぶこと
3 現代を生きる
4 未来を創る――意思決定の基礎力を養う学校消費者教育
第4章 生活の社会(市場)化
――溶けだした家庭―社会の壁――
1 物財・サービスの競争場としての家庭
2 いかなる場合に家庭はニーズを外部に委ねるのか
3 家事労働の社会化
4 ひとつの例として――食の社会(市場)化
第5章 高齢社会前夜
――大生活潮流の現状を探る――
1 夢の国の住人のはずなのだが・・・
2 人口高齢化の進み具合――長崎県を事例として
3 日本における人口高齢化および高齢者問題の特質
第6章 家族と社会福祉
――地域高齢福祉を考える――
1 生活環境としての地域社会福祉
2 家族の生活機能と家族介護:理論的接近
3 高齢福祉政策:制度
4 地域高齢福祉の現状と対策
5 これからの地域高齢福祉の課題――まとめにかえて
第7章 生活時間配分と家族のふれあい
――生活時間にみる近代家族のゆらぎ――
1 生活時間の分類
2 ライフステージ別にみた生活時間配分
3 時間どろぼうは誰だ
第8章 生活者の時代と自由時間
――自由になる時間が欲しい!――
1 心のゆたかさが欲しい
2 ライフステージ別にみた自由時間活動とその動向
3 都市化と生活時間
4 「生活者の時代」のゆたかさを求めて
第9章 近代家族のたそがれ
――ライフステージ別家族関係の現代的課題――
1 家族史をふりかえる
2 ライフコースを展望した家族関係
3 行方――結びにかえて
目次
序章 いまなぜ家族であり、生活経営なのか
第1章 史的システムとしての近代家族
第2章 現代における生活経営の枠組み
第3章 生活経営学の贈りもの
第4章 生活の社会(市場)化
第5章 高齢社会前夜
第6章 家族と社会福祉
第7章 生活時間配分と家族のふれあい
第8章 生活者の時代と自由時間
第9章 近代家族のたそがれ
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