出版社内容情報
【内容】
<都市的なるもの>の解明という問題意識から,大都市と地方都市における比較を行い,パーソナル・ネットワーク形成の論理を日米都市比較を通して実証的に明らかにする。
【目次】
第1章 パーソナル・ネットワーク研究の台頭
第1節 (分析対象)としてのネットワーク
第2節 欧米におけるネットワーク研究の系譜
第3節 パーソナル・ネットワークの実証研究
第2章 日本における人間関係研究の系譜と問題点
第1節 伝統的社会学研究における人間関係研究
第2節 家族社会学におけるネットワーク研究
第3節 産業社会学における人間関係研究
第4節 都市社会学における人間関係研究
第5節 日本の人間関係研究の特徴と問題点
第3章 ネットワーク測定方法と調査概要
第1節 先駆的調査研究
第2節 パーソナル・ネットワーク測定方法の諸問題
第3節 調査の概要-松山調査・四国調査・中国国調査
第4章 日本のパーソナル・ネットワークの特徴
第1節 日本都市住民のインティメイト・ネットワーク
第2節 親族関係代替説-補完説の妥当性
第3節 パーソナル・ネットワーク構成の日米比較
第5章 属性とパーソナル・ネットワーク
第1節 属性とインティメイト・ネットワーク
第2節 属性とネットワーク規模
第3節 属性別特徴の日米比較
第6章 都市化とパーソナル・ネットワーク
第1節 都市化度とネットワーク構成
第2節 都市化と人間関係志向
第7章 フィッシャー下位文化理論の日本的解読
第1節 都市化とネットワークの同質性
第2節 日本における都市化とネットワークの同質性
第3節 下位文化理論の立論構造とその問題点
第8章 パーソナル・ネットワーク研究の射程
第1節 アメリカ個人主義を背景としたネットワーク論
第2節 同質結合を基盤とした都市理論の問題点
第3節 パーソナル・ネットワーク研究の課題
内容説明
都市社会学が従来追求してきた中心的テーマである「都市的なるもの」とはいったい何なのか―本書は、都市住民がとり結ぶ人間関係の実態=パーソナル・ネットワークに焦点を当てて、日米の「都市現実」の実証的比較分析を通してその形成論理を解明し、都市社会学理論の新しい地平を切り拓く。
目次
序章 都市社会学研究の「リアリティ」
第1章 パーソナル・ネットワーク研究の台頭
第2章 日本における人間関係研究の系譜と問題点
第3章 ネットワーク測定方法と調査概要
第4章 日本のパーソナル・ネットワークの特徴
第5章 属性とパーソナル・ネットワーク
第6章 都市化とパーソナル・ネットワーク
第7章 フィッシャー下位文化理論の日本的解読
第8章 パーソナル・ネットワーク研究の射程