出版社内容情報
【内容】
繰り返し再発する乳がんとひとりで闘ってきた著者が,自身の入院生活,様々な会やボランティア活動への参加を通じて答を探す。患者の立場からみた日本の終末期医療の現状と可能性。
【目次】
第一章 がん告知、インフォームド・コンセント、生命の質
1 がんとともに生きる
仕事を続けがんを克服した人生
苦しみぬいたのちの喜び
患者さんに育てられ、いま病者を生きながら
なぜこんなに痛いの?
医師として終末期医療の悩み
2 主治医に終末期医療を聞く――安らかな最後を迎えさせてあげたい
第二章 闘病の日々
1 私の乳がん闘病記
2 ボランティアの体験から
第三章 患者が主役になる医療
1 ホスピス
日本最初の独立型ホスピス――ピースハウス・ホスピス
田園の中で生命を看取る――七栗サナトリウム
チームケアの医療――東札幌病院
2 終末期医療を支える人たち
痛みの進行をどう支えるか――保健婦として
看取りの看護婦になりたい――看護婦として
「患者を支える医療」の体感――看護婦として
在宅ケアにおけるターミナルケア――訪問看護婦として
第四章 のぞましい命の始末のつけ方
1 いのちとの出会い
2 明日があるから生きられる
引用文献/参考文献
内容説明
「人生の最後を苦しまずに自分の望む通りに迎えたい」この当然の願いは、今の医療体制のなかでかなえられているのか。57歳で乳がんを手術して以来、再発を繰り返している著者が、自身の闘病生活、様々な会やボランティア活動への参加、そして取材を通じて日本の終末期医療の現状と可能性を患者の立場から問いかける。
目次
第1章 がん告知、インフォームド・コンセント、生命の質
第2章 闘病の日々
第3章 患者が主役になる医療
第4章 のぞましい命の始末のつけ方