出版社内容情報
【内容】
運動の担い手の実像、および議会改革を要求しつつ「反議会」を主張したチャーティストの運動論の構造を解明するとともに、政府・当局の対応を検証し、チャーティスト運動を国家体制の中で総体的に把握する。
【目次】
第一部 チャーティストの社会的構成
第一章 チャーティストの構成について
第一節 指導者と活動家
(1) 一八三九年の第一回代表大会
(2) 一八四〇年のマンチェスター代表者会議
(3) 一八四二年の第二回代表大会
(4) 一八四八年の第三回代表大会
第二節 労働者組織との関係
第三節 収監者からみたチャーティスト
第四節 下部大衆と婦人
第二章 活動的チャーティストの社会的構成
第一節 総協議会委員の職業構成の全容
第二節 地域別の職業構成
第三章 ロンドンの職種組合とチャーティズム
第一節 労働組合とチャーティズム
第二節 ロンドンの職種組合代表者会議
第三節 代表者会議から連合組織へ
第四章 アーネスト・ジョウンズの追憶と評伝
第一節 早すぎた死
第二節 追悼・顕彰と評伝
第三節 ハウエルとジョウンズ伝
第四節 トワイナムとコール、ジョウンズの再婚
第五節 最近のジョウンズ論
第二部 議会改革か、「反議会」か
第一章 チャーティズム前史の民衆運動・コンヴェンション・反議会
第一節 コンヴェンションの開催とその意図
第二節 コールド・バース・フィールズの公開集会とその弾圧
第三節 コールド・バース・フィールズ事件と議会の特別委員会
第二章 チャーティスト運動における議会改革と反議会
第一節 一八三九年の代表大会(コンヴェンション)と反議会
第二節 一八四二年の国民代表大会と反議会
第三節 一八四八年の国民代表大会と国民会議
第四節 一八五一年の国民代表大会とその後
第三部 政府・支配層とチャーティスト
第一章 「タイムズ」・トーリ派とチャーティスト運動
第一節 チャーティズムと前史と初期におけるろ「タイムズ」
第二節 チャーティズムの復活と「タイムズ」・体制派
第三節 「タイムズ」・体制派と一八四八年のチャーティズム
第二章 治安当局・特別警官とチャーティスト運動
第一節 一八四二年の高揚と当局の対応・特別警官
第二節 一八四八年-ロンドン
第三節 一八四八年-ランカシア
補論
1 ヒストリ・ワークショップの活動と新しい歴史学
2 「聞き取り」と民衆史の掘りおこし
3 女性史研究と民衆史
内容説明
運動の担い手の実像、および議会改革を要求しつつ「反議会」を主張したチャーティスト運動論の構造を解明するとともに、政府・当局の対応を検証し、チャーティスト運動を国家体制の中で総体的に把握する。
目次
第1部 チャーティストの社会的構成(チャーティストの構成について;活動的チャーティストの社会的構成;ロンドンの職種組合とチャーティズム;アーネスト・ジョウンズの追憶と評伝)
第2部 議会改革か、「反議会」か(チャーティストの運動論について;チャーティズム前史の民衆運動・コンヴェンション・反議会;チャーティスト運動における議会改革と反議会)
第3部 政府・支配層とチャーティスト(政府・体制側とチャーティスト;『タイムズ』・トーリ派とチャーティスト運動;治安当局・特別警官とチャーティスト運動)
補論(ヒストリ・ワークショップの活動と新しい歴史学;「聞き取り」と民衆史の掘りおこし;女性史研究と民衆史)
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