出版社内容情報
【内容】
株式会社の支配をめぐるアメリカの長年の論争を整理し批判的に摂取することにより,新しい「経営者と資本所有者との共同支配」モデルの可能性をさぐり,現代株式会社支配の構造論を展開しようとした意欲作。
【目次】
第1章 株式会社の経済的特質
第2章 株式分散と株式会社の支配
――バーリ=ミーンズ理論の検討――
1 バーリ=ミーンズの株式会社支配論
2 バーリ=ミーンズの株式会社支配論の検討
第3章 ビジネス・リーダーシップと株式会社の支配
――ゴードン理論の検討――
1 ゴードンのビジネス・リーダーシップ論
2 解析:ゴードンの支配体系
3 ゴードンの会社支配論の検討
第4章 生産管理機能と株式会社の支配
――バーナム理論の検討――
1 バーナムの会社支配論
2 バーナムの会社支配論の検討
第5章 株式会社の社会的制度化と支配
――ドラッカー理論の検討――
1 ドラッカーの経営者支配論
2 ドラッカー理論への若干の問題提示
3 試論:経営者支配の内的論理
第6章 テクノストラクチュアと株式会社の支配
――ガルブレイス理論の検討――
1 ガルブレイスの支配力の源泉
2 テクノストラクチュアの実態
第7章 金融資本と株式会社の支配
――フィッチ=オッペンハイマーの理論の検討――
1 フィッチ=オッペンハイマーの金融資本支配の構造
2 フィッチ=オッペンハイマーによる経営者支配批判論
――金融資本支配貫徹論――
3 フィッチ=オッペンハイマーの金融資本支配論の検討
第8章 機関所有と株式会社の支配
――ブランバーグ理論の検討――
1 ブランバーグの「所有と支配の分離」論
2 ブランバーグの「所有と支配の分離」論の検討
第9章 金融機関と株式会社の支配
――コッツ理論の検討――
1 コッツ支配分析
――金融支配論の理論的基礎――
2 金融機関の歴史的展開
3 コッツによる支配形態分類
――金融支配の統計的結果(1967~69年)――
4 コッツの金融支配論の検討
第10章 株式会社支配論の総合化
――ハーマン理論の検討――
1 ハーマン体系の理論的基礎
2 アメリカ最大非金融200社の支配形態分類(1974年)
3 ハーマンの「制約された経営者支配」の経験的状況
4 ハーマン理論の検討
第11章 所有者支配論の新展開
――スコット理論の検討――
1 スコット体系の理論的基礎
2 アメリカ上位252社の支配形態分類(1980年)
3 スコット理論の検討
第12章 巨大株式会社の支配形態
はじめに――「共同支配」モデルの提示
1 経営者支配論によるモデルの理論的基礎づけの可能性
2 経営者支配批判論によるモデルの理論的基礎づけの可能性
3 「共同支配」モデルの理論的基礎
4 「共同支配」モデルの若干の経験的テスト
5 「共同支配」モデルの吟味
6 「共同支配」モデルの意義
――進化論的認識と支配形態類型化の機軸――
7 「共同支配」モデルと支配の重層構造性および超企業的支配論
結章 巨大株式会社の支配構造
目次
第1章 株式会社の経済的特質
第2章 株式分散と株式会社の支配―バーリ=ミーンズ理論の検討
第3章 ビジネス・リーダーシップと株式会社の支配―ゴードン理論の検討
第4章 生産管理機能と株式会社の支配―バーナム理論の検討
第5章 株式会社の社会的制度化と支配―ドラッカー理論の検討
第6章 テクノストラクチュアと株式会社の支配―ガルブレイス理論の検討
第7章 金融資本と株式会社の支配―フィッチ=オッペンハイマー理論の検討
第8章 機関所有と株式会社の支配―ブランバーグ理論の検討
第9章 金融機関と株式会社の支配―コッツ理論の検討
第10章 株式会社支配論の総合化―ハーマン理論の検討
第11章 所有者支配論の新展開―スコット理論の検討
第12章 巨大株式会社の支配形態
結章 巨大株式会社の支配構造
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