出版社内容情報
【内容】
現代の財政を歴史的観点から多面的にとらえるとともに,中央政府と地方政府との財政関係や財政の国際化ないしグローバル化にもおよぶ。制度や政策の背後にある理念や理論にも幅広く触れる。
【目次】
序章 現代の財政をいかにとらえるか
第1章 財政と財政論
1 現代財政と混合経済体制
2 財政思想と理念の変化
3 現代財政の課題
第2章 財政のコントロール・システム
1 財政のコントロール・システムとしての予算
2 予算のプリンシブル
3 予算の内容と形式
4 予算の動態
5 予算の改革
第3章 政府活動のアウトプット・システム
1 政府活動の規模とその拡大
2 公共財とその供給
3 「小さな政府」論の根拠と限界
4 わが国の財政再建と公企業論
第4章 政府活動のインプット・システム
1 租税国家のインプット・システム
2 租税の根拠と原則
3 租税の種類と分類
4 家計税の仕組と実態
5 生産物市場税の仕組と実態
6 要素市場税の仕組と実態
第5章 公債と金融――財政投融資――
1 現代財政と金融の一体化
2 政府の金融活動
3 国債政策と国債管理政策の展開
4 財政投融資の展開
第6章 政府間財政関係の変容
1 先進諸国の政府間財政関係概観
2 日本の地方財政調整制度の仕組と問題点
3 補助金の機能と国庫支出金の現状と問題点
4 地域格差是正、大都市財政問題、分権化と広域行政論
第7章 財政の国際化
1 財政の国際化と国際公共財
2 政府開発援助(ODA)
3 国際課税問題
4 ECの税制統合
終章 残された問題
1 公的介入の不可避性
2 福祉国家の限界
3 景気回復と公共事業
4 政策意思決定のルール
5 機会の平等と成果の平等
6 政府間財政関係の変質
7 国家連合と国家分裂
8 成熟化社会の行方
目次
序章 現代の財政をいかにとらえるか
第1章 財政と財政論
第2章 財政のコントロール・システム
第3章 政府活動のアウトプット・システム
第4章 政府活動のインプット・システム
第5章 公債と金融―財政投融資
第6章 政府間財政関係の変容
第7章 財政の国際化
終章 残された問題