出版社内容情報
【内容】
「世論の暴政」「多数者の専制」へと陥る危険を秘めた大衆民主主義の病理を解明、自由の価値を力説してやまない著者の「反時代的」現代社会批判。近代民主主義の精神史的原点に深鑑、戦後日本の政治風土を論究。解説碧海純一
【目次】
現代社会と自由の運命
序章 現代社会と人間の自由
第一章 民主主義と自由の復権
第二章 現代民主主義の課題
第三章 保守主義の政治哲学における自由と民主主義
-エドマンド・パークとド・トクヴィルの所説を中心として-
第四章 学生反乱とアナーキズム
第五章 日本知識人の崩壊と復興
第六章宗教思想家としてのマルクス
-聖者マルクスの屍体解剖
第七章 ソ連政権下の宗教弾圧
自由社会の病理
第一章自由の背理
第二章 民主主義を滅ぼすもの
第三章社会主義体制の解剖
第四章 現代の幻想
-平和と福祉を考える
宰相論
第一章 宰相論
第二章 戦後のタブー
自由社会の幻想
現代アメリカにみる文明の病理
スウェーデン型〝福祉天国〟の幻想
大衆民主主義の陥穽
-自由社会の行方-
神なきヒューマニズムの克服を
内容説明
「世論の暴政」「多数者の専制」へと陥る危険を秘めた大衆民主主義の病理を解き明かし、自由の価値を力説してやまない著者の「反時代的」現代社会批判。近代民主主義の精神史的原点に深鑑し、西欧福祉社会の現状、戦後日本の政治風土を鋭く論究する。
目次
現代社会と自由の運命(現代社会と人間の自由;民主主義と自由の復権;現代民主主義の課題;保守主義の政治哲学における自由と民主主義―エドマンド・バークとド・トクヴィルの所説を中心として;学生反乱とアナーキズム;日本知識人の崩壊と復興;宗教思想家としてのマルクス―聖者マルクスの屍体解剖;ソ連政権下の宗教弾圧)
自由社会の病理(自由の背理;民主主義を滅ぼすもの;社会主義体制の解剖;現代の幻想―平和と福祉を考える)
宰相論(宰相論;戦後のタブー)
自由社会の幻想(現代アメリカにみる文明の病理;スウェーデン型“福祉天国”の幻想;大衆民主主義の陥穽―自由社会の行方;神なきヒューマニズムの克服を)