出版社内容情報
【内容】
70年代以降の日本の労働問題研究では，日本資本主義は現代資本主義の最先端のモデルとして肯定的にとらえられてきた－本書ではそうした研究潮流に疑問を付し，今日への再考を促す。
【目次】
序章 目的と方法
第一章 日本の生産主義と労働者――国際的視角からみた日本の労働社会
第一節 戦後の日本経済の検討課題
第二節 日本の生産主義
第三節 外圧と生産主義
第四節 日本の構造変革
第二章 民間大企業の労働問題――「日本的経営」下の労働問題
第一節 「日本的経営」と現代労働問題
第二節 生産のフレキシビリティーと労働問題
第三節 「自発」調達のメカニズム
第四節 民間大企業労働組合の対応
第五節 「日本的経営」の転換
第三章 公企業の労使関係――民営化プロセスでの変貌
第一節 公企業の労使関係へのアプローチ
第二節 公共部門の特殊性
第三節 公企業の民営化
第四節 公企業の“ビジネス化”
第五節 現代の公企業の様相
第四章 中小企業の労働者――企業社会の周辺部
第一節 中小企業労働をどのようにとらえるか
第二節 中小企業労働への支配構造
第三節 ﾊ中小企業労働の具体相
第四節 中小企業労働問題の今日的展開
第五章 女性労働者――男女の職業・家族的責任と社会参画の両立・調和
第一節 労働力の女性化
第二節 積極的女子労働力政策とその特徴
第三節 女子労働の現状と課題
第六章 外国人労働者問題――人権後進国からの脱却
第一節 外国人労働者の現状と歴史
第二節 外国人労働者問題の背景
第三節 外国人労働者の労働問題
第四節 外国人労働者問題解決の方策
第七章 日本型福祉国家――企業中心社会の危うい福祉
第一節 男性本位社会における社会保障
第二節 企業中心社会と社会保障制度の形成
第三節 企業中心社会の確立と「社会保障制度再構築」
目次
第１章 日本の生産主義と労働者―国際的視角からみた日本の労働社会
第２章 民間大企業の労働問題―「日本的経営」下の労働問題
第３章 公企業の労使関係―民営化プロセスでの変貌
第４章 中小企業の労働者―企業社会の周辺部
第５章 女性労働者―男女の職業・家族的責任と社会参画の両立・調和
第６章 外国人労働者問題―人権後進国からの脱却
第７章 日本型福祉国家―企業中心社会の危うい福祉
