出版社内容情報
【内容】
法規範の超越論的妥当根拠の不在をめぐって,ライプニッツの普遍言語構想を背景に,パース-アーペルの無限の論証共同体のなかで,寛容の精神に導かれた実存的コミュニケーション倫理のもとに法規範を根拠づけようとする。
【目次】
内容説明
法規範の超越論的妥当根拠の不在をめぐって、ライプニッツの普遍言語構想を背景に、パース‐アーペルの無限の論証共同体のなかで、寛容の精神に導かれた実存的コミュニケーション倫理のもとに法規範を根拠づけようとする本書は、耳を傾け、述べ、そして暴力を制約する人間の果てしないコミュニケーションのなかにこそ法的理性が遍在していることを論証する。
目次
1 普遍記号学と法的推論
2 ライプニッツの普遍法学
3 ポスト・モダンとニヒリズム―法規範の超越論的妥当根拠をめぐって
4 法規範の究極的基礎づけとパラドックス
5 正義論のゆらぎ―脱正統化とルーマンのシステム理論
6 法規範の超越論的妥当根拠―非‐根拠主義、あるいは非‐正当化主義をめぐって
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