環境と福祉の経済学 (増補版)

環境と福祉の経済学 (増補版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 229p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623021376
  • NDC分類 331
  • Cコード C3033

出版社内容情報

【内容】
従来の経済学の視角を批判的に吟味し,成長のテクノロジーでない新しい経済学体系を樹立しようとした。資源の浪費と地球の環境破壊による人間種と地球生態系の危機を,現代経済学はどう説明するか,ユニークな理論書。

【目次】
序章

第1章 経済学における《富》の定義
1. アダム・スミスに先立つ富の考え方
2. スミスと古典経済学における富の定義
3. マルクスと新古典経済学

第2章 経済学と環境認識
1. 富へのいま一つの視点
2. 市場経済と資源の社会的配分
3. 生産一般と価値生産社会

第3章 土地の富――自然と市場経済
1. 経済財としての土地
2. 農業の工業化
3. 自然財・環境サービスの商品化

第4章 負債としての資本
1. 資本蓄積と環境問題
2. 現代資本の虚構性
3. 経済成長の貨幣バランス

第5章 資源配分と使用価値
1. 使用価値と社会的・市場的価値
2. 福祉としての生活の質

第6章 余暇と環境サービス、都市
1. 自由時間の増大と富の再定義
2. 時間配分と富の定義
3. 福祉と資源の経済学

第7章 経済体制と環境問題
1. 生態的経済と市場制
2. スループットのコントロール
3. 社会の仕組みは可変的

第8章 環境政策の体系
1. 定性的に経済を見る
2. 環境評価の理論と手法

第9章 エントロピーの経済学
1. 熱力学と経済学の出会い
2. 経済効率の尺度

第10章 地球的行動の経済学
1. 地球温暖化防止へと行動する時代へ
2. 地域、家庭、企業からの行動起こし

第11章 中国とソ連における環境問題
1. 中国社会主義の計画経済と環境管理
2. ソ連における環境問題
3. ソ連における環境管理システムの不備

第12章 湾岸戦争が残した環境への爪痕

参考文献

最近チェックした商品