出版社内容情報
【内容】
これまでの研究成果を総括するかたちで,地域社会における町内会の社会学的意義を歴史的・理論的・実証的に総合した研究書。『都市化の社会学理論』(1987年)に続く都市社会学会のメンバーによる最新の成果。
【目次】
内容説明
町内会は、東アジアの類似組織についての研究が遅れているが、西欧の先進国に類例のない、日本独特の地域集団であって、日本の都市社会を解くための最も重要なキーワードのひとつである。本書は、地域社会における町内会の意義を歴史的・理論的・実証的に解明した最新の研究成果である。
目次
1 総説(町内会と日本の地域社会;町内会の歴史と分析視角)
2 文化(文化型としての町内会;高齢者の都市地域集団関係;中間集団としての町内会)
3 機能(社会システムとしての町内会;コミュニティと地域の共同管理;町内会の機能)
4 変動(ボランタリー・アソシエーションと町内会の文化変容;都市生活の共同性と個別性)