日米関係―国際化とナショナリズム

日米関係―国際化とナショナリズム

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  • サイズ A5判/ページ数 302p/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784623020034
  • NDC分類 319.105
  • Cコード C3021

出版社内容情報

【内容】
ペルリ来航の開国以来の日米憎悪の構造が日米と世界に何をもたらしたか。日米誤解の真因を究明し,日本の進路を考える。ウォルフレンの日本批判論に対する反批判を加え,英語版も同時刊行。

【目次】

第一章 日本社会の底流
一 防壁としての海
二 農業の比重と役割
三 近代日本の命運を決した日米関係
四 日本社会の発想と決定方法
五 交渉の原型

第二章 危機は海から
一 列強の日本接近と幕末のナショナリズム
二 内憂外患
三 ペルリ艦隊の江戸湾進入
四 ペルリの断固たる態度
五 ペルリとハリス
六 ハリスの対日態度
七 通貨問題
八 開国は何をもたらしたか

第三章 明治体制の成立
一 明治維新をどうみるか
二 有司専制
三 富国強兵
四 文明開化
五 自由民権運動と「神政府」
六 地主制と地方自治
七 帝国憲法の登場
八 大陸への進出

第四章 日露戦争
一 日露戦争の歴史的意義
二 勝利の代価
三 国際法とモラル
四 高い技術水準
五 満州問題の登場

第五章 大正デモクラシーの時代
一 大正時代の課題
二 帝国国防方針と中国ナショナリズム
三 天皇機関説と新しい潮流
四 ロシア革命と社会労働問題
五 ワシントン体制と軍縮
六 ワシントン体制をめぐっての日米の対応

第六章 経済恐慌と昭和維新
一 内憂外患交々いたる
二 最後の国際化の動き
三 軍部進出の陰謀
四 石原莞爾と北一輝
五 軍部の支配

第七章 日米関係の破局
一 日米衝突の長期的背景
二 太平洋戦争はなぜ起こったか
三 日米交渉の開始
四 何故日米交渉は決裂したか
五 日米交渉における原則と各論

第八章 太平洋戦争
一 太平洋戦争の戦略
二 太平洋戦争における異常性

第九章 占領と戦後社会
一 抵抗のない占領
二 天皇制の取り扱い
三 占領行政
四 日本の戦後社会
五 日本社会の今後の問題

第十章 日本の進路
一 日本株式会社か
二 日米関係のシナリオ
三 国家のあり方についての混迷
四 極東裁判の遺したもの
五 ナショナル・インタレストを求めて

補論 日本は異形の国か
一 ウォルフレンの日本異形論
二 日本人論
三 日本人に原則はないか
四 plan rational system
五 官僚と政治
六 Stateless Nation か
七 日本歴史の流れは下克上
八 政治機構の欠点
九 貿易黒字の経済的説明

内容説明

日本人はなぜ開国以来、異常行動を重ねたか。日米の憎悪は日本と世界に何をもたらしたか。戦後世代の知っているようで知らない明治以後の日米関係の歴史を教訓として、今後の困難な国際情勢に処していく道を示す。話題のウォルフレン“日本異形論”への批判を付す。

目次

第1章 日本社会の底流
第2章 危機は海から
第3章 明治体制の成立
第4章 日露戦争
第5章 大正デモクラシーの時代
第6章 経済恐慌と昭和維新
第7章 日米関係の破局
第8章 太平洋戦争
第9章 占領と戦後社会
第10章 日本の進路
補論 日本は異形の国か

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