出版社内容情報
【内容】
とくに,人間性と人格の獲得としての自立を「人間的自立」という観念で提起し,その必要性と根拠を障害者の生活や労働のなかで確かめ,論証することを意図している。
【目次】
序章 人生に意味を
――障害者の福祉と実践の立場――
第1章 障害者の生活問題
――福祉実践の課題をめぐって――
1 社会問題としての障害者問題
2 生活困難の克服と生活援助の課題
3 生活時空間の組織化
4 生活の技術と主体形成の課題
第2章 障害者の労働保障
――生活と人格発達の視点から――
1 「働くこと」の意味と意義
2 生活の場と障害者の労働権保障
3 労働保障の実践的課題
第3章 障害者の人間的自立
――障害者福祉実践の基本理念をめぐって――
1 人間の自立と共同・連帯の思想
2 障害者福祉における従来の自立観
3 障害者観の変革としての人間的自立
内容説明
障害者の立場にたった実践とはどういうものか。生活の場で、労働の場で、障害者がかかえる困難を見つめ、これを克服していく実践のあり方を考える。従来の自立観をとらえなおし、人間的自立という考えを提起する。生活と仕事をとおして自己実現していく障害者の人生に「生命の輝き」をもたらす方途を探る。
目次
序章 人生に意味を―障害者の福祉と実践の立場
第1章 障害者の生活問題―福祉実践の課題をめぐって(社会問題としての障害者問題;生活困難の克服と生活援助の課題;生活時空間の組織化;生活の技術と主体形成の課題)
第2章 障害者の労働保障―生活と人格発達の視点から(「働くこと」の意味と意義;生活の場と障害者の労働権保障;労働保障の実践的課題)
第3章 障害者の人間的自立―障害者福祉実践の基本理念をめぐって(人間の自立と共同・連帯の思想;障害者福祉における従来の自立観;障害者観の変革としての人間的自立)