出版社内容情報
【内容】
「総合社会政策」など新しい政策体系の登場により，現代社会政策は，いま急速に変貌している。こうした新しい動向を視野に収め，「自助の補完」という著者独自の概念で初期工場法から総合社会政策に至る全歴史過程を
【目次】
序章 現代のなかの社会政策
第1部 戦後社会政策論批判
第一章 戦後日本の社会政策思想とその展開
第二章 社会政策の経済論とその革新的退化形態
――第一期における混迷の原型――
第三章 社会政策研究における岸本理論の遺産と課題
――第一期における混迷の内実――
第四章 社会政策論争と労働問題研究
――第二期への転換とその起点――
第五章 社会政策解体論における混乱と後退
――第三期への胎動とその挫折――
第2部 戦後社会政策の諸問題
第六章 価値貫徹・革命的最低賃金制論争と総評『賃金綱領』
第七章 最低賃金制論争と最低賃金要求
第八章 医療の社会化と日本の医療政策
第九章 「構造改革」論と日本の労働組合運動
第十章 「福祉社会」体制と労働福祉問題
結章 現代「社会政策」論の批判と展望
内容説明
「総合社会政策」にみられる新しい政策体系の登場によって、現代の社会政策は、いま急速にその大きな変貌をとげようとしている。本書は、こうした動向を視野に収めつつ《自助の補完》という著者独自の概念でもって初期工場法から現代まで社会政策の全歴史過程を総合的、統一的に解明。
目次
序章 現代のなかの社会政策
第１部 戦後社会政策論批判（戦後日本の社会政策思想とその展開；社会政策の経済論とその革新的退化形態―第１期における混迷の原型；社会政策研究における岸本理論の遺産と課題―第１期における混迷の内実；社会政策論争と労働問題研究―第２期への転換とその起点；社会政策解体論における混乱と後退―第３期への胎動とその挫折）
第２部 戦後社会政策の諸問題（価値貫徹・革命的最低賃金制論争と総評『賃金綱領』；最低賃金制論争と最低賃金要求；医療の社会化と日本の医療政策；「構造改革」論と日本の労働組合運動；「福祉社会」体制と労働福祉問題；現代「社会政策」論の批判と展望）
