内容説明
ペレストロイカ―この現象は単なるソ連の「専売特許」ではなく、東欧・中国を包摂した社会主義世界全体をおおう世界的な現象である。本書は、厳しい自己省察の中から、過去のタブーを排して改革の具体的提言を行なう。
目次
第1章 過去の経験(時を得れど所を得ず;資本主義の包囲;レーニンのネップ再考;スターリンのモデルとブハーリンの代案;現実の試練を経ない経済の改革)
第2章 現在の試練(転機―科学・技術革命;技術革命で優位に立つ資本主義国;ソヴェト農業の実情;東欧での動乱と逸脱;社会主義国の経済改革とは何か)
第3章 未来の展望(社会主義はどこに向かって進んでいるか;過大な目標、余りにも貧弱な現実;東側の経済改革―戦略的問題;東側の変革は可能か;東側の禁じられた問題―政治改革;ハイテク世界競争;世暦2000年に向けての代替戦略の創出)
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- 和書
- 核戦争の瀬戸際で