出版社内容情報
【内容】
19世紀のイギリス経済学,特にリカードとその周辺の学説に考察の範囲をしぼり,しかも古典経済学の方法論とりわけリカードにはじまる演えき的方法の確立と歴史的方法の立場からする批判の展開を取り上げ考察する。
【目次】
目次
序章 古典経済学の方法と歴史主義的批評
第1章 スミス経済学成立の基盤
第2章 リカード理論の形成とジュームズ・ミル
第3章 不変の価値尺度の限界―リカードの遺稿「絶対価値と交換価値」について
第4章 経済理論の有用性―ジェームズ・ミルの場合
第5章 ジョン・S.ミルと経済学の方法―馬渡尚憲氏の初論に寄せて
第6章 ラムジイの価値論
第7章 1870年代と古典経済学の危機―トインビーのリカード批判を中心に