内容説明
日本の社会福祉施設の「姿見」といわれる救護施設を知る人は少ない。精神障害者、重度・重複障害者、貧困者など、種々雑多な入所者を時代の要請に応じてのみ込む施設の存在を問う。金欠の社会福祉“改革”で「施設」はかわらない!
目次
1 救護施設の昨日、今日、そして明日(歴史のなかの救護施設;増えつづける救護施設;救護施設のいまの問題点)
2 座談―入所者が語る救護施設の実態
3 救護施設の展開(救護施設の役割;古くて狭い施設での試み)
4 救護施設の現状(生活;緊急救護;救護施設の法的位置づけ)
5 救護施設からの報告(創設と背景;地域と施設;医療問題;愛・性・結婚;介護拒否問題)