内容説明
その子の能力を最大限にのばすこことは何か。自分らしさとは何か。授業のなかでそれを実践するには…。「生活科」の設置や道徳教育の改善・改革構想のなかで、最も根元的な課題に取り組んできた梶田叡一が題目や理念としてではなく、現場の教師と共に考える視点から編集した実践的提起の書。
目次
第1部 自己認識・自己概念の意義と展開(一人ひとりの内面世界への洞察と教育の課題;自己認識からの動機づけ;人間形成における「自覚」;自己認識を育てる教育実践)
第2部 小学校における自己認識・自己概念の教育実践(小学校における自己認識の教育の在り方;生活科における自己認識育成の意義と方法;自己の成長を見つめる評価の構想;望ましい自己理解・自己概念を育てる教育実践;自己内対話を育てる教育実践)
第3部 中学・高校における自己認識・自己概念の教育実践(自己理解を深め目的意識を高める進路学習;自己を見つめ伸ばす道徳教育;「私」の認識を深める社会科の構想)
第4部 生涯にわたる自己認識・自己概念の成長・発達(自己の内面世界を育てる;自己形成史分析における社会的自己評価の変化;生涯にわたる成長・発達と自己概念の問題)
おわりに―自己認識・自己概念の教育の一層の展開・深化を



