京都大学人文科学研究所報告<br> 歴史のなかの都市―続 都市の社会史

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京都大学人文科学研究所報告
歴史のなかの都市―続 都市の社会史

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  • サイズ A5判/ページ数 382p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623017041
  • NDC分類 209

内容説明

本書は京都大学人文科学研究所で昭和54年4月以来行なってきた、「都市の社会史」をテーマとする共同研究の第2期の研究報告書である。昭和58年にその第1期の研究報告書を『都市の社会史』(ミネルヴァ書房)と題して刊行した。この共同研究は社会史的な関心から都市にアプローチすることを目的としたが,そのさいできるだけ広い視野から問題を立て、考察し、検討したいという考えに基づいて、歴史研究者を中心としながらも、地理学、人類学、その他さまざまの専門分野の研究者を加えて、研究班を組織し、研究報告とそれをめぐる討論を行なってきたものである。

目次

秩序と制度(17・18世紀ドイツ中小都市の閉鎖性;政事都市の肖像;ケルンにおける都市共同体の成立―プラーニッツ以降の潮流にそって;中世大学都市オックスフォードにおける殺人事件とフラタニティ;18世紀パリの穀物政策)
生活と空間(中世後期のパリ左岸地区;ファッションとスラム;花見と都市江戸;南インドの定期市と売り手の定期市巡回行動パターン)
娯楽と祝祭(都市宗教劇の時代;19世紀ロンドンのフェア;皇帝・祭祀・国都)
知識と教養(12世紀パリの教師たち;『完全なる商人』、あるいはルネサンス商人の「百科全書」;弄銭家と草間直方)