出版社内容情報
【内容】
難解をもって知られるヘーゲル『大論理学』の有論を、原点に沿って可能な限り平明に再現｡原典のダイナミックで緊張した弁証法論理を味わいながら、絶対精神の自己開示過程をよりよく理解することができる長年の研究の成果｡
【目次】
序論
論理学の一般的概念
論理学の一般的区分
第一巻 有論
何を学の始元とすべきか
有の一般的区分
第一篇 規定性（質）
第一章 有
Ａ 有
Ｂ 無
Ｃ 成
１ 有と無との統一
２ 成の二契機・生起と消滅
３ 成の止揚
第二章 定有
Ａ 定有そのもの
Ｂ 有限性
Ｃ 無限性
Ｄ 移行
第三章 向自有
Ａ 向自有そのもの
Ｂ 一者と多者
Ｃ 反発と牽引
第二篇 大いさ（量）
第一章 量
Ａ 純量
Ｂ 連続量と分離量
Ｃ 量の限定
第二章 定量
Ａ 数
Ｂ 外延量と内包量
Ｃ 量的無限性
第三章 量的比例
Ａ 直接的比例〔正比例〕
Ｂ 逆比例〔反比例〕
Ｃ 羃比例〔羃を含む逆比例〕
第三篇 度量
第一章 特殊的量〔比率的量〕
Ａ 特殊的〔比率的〕定量
Ｂ 特殊化的〔比率化的〕度量
Ｃ 度量における向自有
第二章 実在的度量
Ａ 自立的な度量間の比例
Ｂ 度量の諸比例の結節線
Ｃ 没度量
第三章 本質の生成
Ａ 絶対的無差別
Ｂ 両因子の逆比例としての無差別
Ｃ 本質への移行
