出版社内容情報
【内容】
経済史をはじめて学ぶ人に，膨大な研究史をふまえて，経済史全体に通じる基礎的概念や経済史学の理論と方法，近代経済史の理解に不可欠な理論と問題などを，できるだけ正確かつ平易に提供する目的で執筆された概説｡
【目次】
序章 経済史学の対象・課題・方法
第一章 経済史の視角
1 発展段階論
2 発展段階論批判
3 経済成長論
第二章 前資本主義的社会構成体
1 共同体と前資本主義的社会構成体
2 アジア的生産様式
3 古典古代的生産様式
4 封建的生産様式
第三章 近代経済史の諸問題
1 資本主義の起点
2 マニュファクチュアと問屋制度
3 農民層の分解
4 絶対王制と市民革命
5 産業革命
6 後進資本主義の展開
7 資本主義的世界体制の成立
8 独占資本の成立
9 帝国主義体制
10 相対的安定期の世界経済
11 ソ連社会主義経済の形成
12 大恐慌と国家独占資本主義
第四章 日本における経済史学の発達
1 経済史学の成立と展開
2 戦後における経済史学の発展
