感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
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発達は無限の可能性があり、結果ではなく過程を大切にしながら、評価は他人との比較にあるのではなく個人自身の発達の中にある発達保障を考察した内容です。同時に、どんなに重い障害があれども働くことを権利として捉え、人間が人間らしく生きるための労働とは何かを考察したものとなっています。労働は資本主義社会のなかでは利潤追求のために搾取されている側面を持ちつつも、人間が人間として発達するために労働が行われてきたのも事実です。障害者の労働権保障を考察することは人類全体の労働権保障を考えていくことと繋がると思いました。2017/12/17
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