シビラの書―グーテンベルクの秘密

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シビラの書―グーテンベルクの秘密

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  • サイズ 46判/ページ数 448p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622098492
  • NDC分類 973
  • Cコード C0097

出版社内容情報

1438年、黙示録が預言する終末への恐怖に包まれたドイツ。幻視をする姉と書物を丸ごと記憶する弟、書庫を守る修道院長、異端審問官、森深い村の異端派、殺戮を日常とする兵士、欧州中の書庫を旅する「本の狩人」が出遭う。グーテンベルクの最初の印刷物は聖書でなく、火刑に処される異端の書だったのか。今日の人工知能の出現と呼応するかのような「本」の誕生、知識と自由の境界を賭けた時代を描く歴史小説。


【目次】

プロローグ 中央アジアの砂漠 一四〇四年
第一幕 テューリンゲン 一四三八年
第二幕 ラインラント 一四三八年
第三幕 マインツ 一四六二年
エピローグ フィレンツェ 一四六九年 
物語はときにひとりでに生まれる
訳者あとがき

内容説明

1438年、ドイツ。神聖ローマ帝国は戦争と疫病で荒廃し、黙示録の預言する終末論への恐怖に包まれていた。幻視をする姉と書物を丸ごと記憶する弟、修道院で暮らす双子の孤児を歴史の荒波が襲う。教義を信じて正義を疑わない異端審問官。書庫を守る修道院長。奥深い森の村の異端派たち。殺戮を日常とする兵士。埋もれた古写本を求めてヨーロッパ中の書庫を旅するイタリア人「本の狩人」―彼らは古代の声を甦らせて、制限や規制のない知識と真実を広めることを夢見ていた。人間が筆写するかわりに機械が書く=印刷術を発明したグーテンベルク。彼の最初の印刷物は聖書でなく、異端の書だった?いまもマインツの博物館に保管されている、その断片に隠されたグーテンベルクの秘密とは何か。今日の人工知能の出現と呼応するかのように、知識と自由の境界を賭けた挑戦の幕が開く。近代の礎となった印刷と「本」の誕生をめぐる歴史小説。文献学者・ルネッサンス学者である著者の『カテリーナの微笑―レオナルド・ダ・ヴィンチの母』に続く本である。

目次

プロローグ 中央アジアの砂漠 一四〇四年
第一幕 テューリンゲン 一四三八年
第二幕 ラインラント 一四三八年
第三幕 マインツ 一四六二年
エピローグ フィレンツェ 一四六九年

著者等紹介

ヴェッチェ,カルロ[ヴェッチェ,カルロ] [Vecce,Carlo]
1959年生まれ。現在、ナポリ東洋大学のイタリア文学教授。ミラノ・カトリック大学でペトラルカの専門家ジュゼッペ・ビラノヴィッチに師事し、1982年博士号を取得。ルネッサンス期の文学と視覚文化に焦点を当てたイタリアとヨーロッパの文化的関係について研究。その後レオナルド研究の第一人者カルロ・ペデレッティのもとでレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿(ヴァチカン図書館所蔵『絵画論』、大英博物館所蔵「アランデル手稿」1998年)を出版。併行して古文書の文献学的調査も実施した。また2003年にはレオナルド・ダ・ヴィンチの素描と写本の展覧会(メトロポリタン美術館、ルーブル美術館)に協力するなど、数々の展覧会や国際会議の企画に参画している

日高健一郎[ヒダカケンイチロウ]
1948年生まれ。筑波大学名誉教授、工学博士。専門は西洋建築史(ルネッサンス建築史・ビザンティン建築史)、世界遺産学。東京大学工学部建築学科卒業後、1975‐77年イタリア政府給費留学生としてローマ大学で研究。これまで北アフリカ・中東の初期ビザンティン建築のほか、ルーマニア、セルビア、チュニジア、リビアなど各地で調査を行う。筑波大学に世界遺産学専攻を開設し、専攻長をつとめた。イタリア政府「マルコポーロ賞」を共同受賞。ミラノ工科大学で招聘教授として建築史を担当。『ハギアソフィア大聖堂学術調査報告書』(共編、中央公論美術出版、2004)で建築史学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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