ハチは心をもっている―1匹が秘める驚異の知性、そして意識

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ハチは心をもっている―1匹が秘める驚異の知性、そして意識

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  • サイズ 46判/ページ数 352p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097679
  • NDC分類 486.7
  • Cコード C0045

出版社内容情報

ハチは「群知能」だけでなく、1匹1匹も高度に進化した心をもっていた! ハナバチの認知研究の権威である著者が、1匹の内にある驚くべき精神生活を説き明かす。
もちろん、ハチの心は人間の心とはまったく異なる。しかしハチの心が「原始的」だと思ったら大間違い。本書の読者はまず、ハチの賢さに驚嘆するだろう。どんな課題もたちどころに学習し、瞬時に効率のよい判断を下して問題解決する。数を数え、道具を使い、ほかのハチやほかの動物から問題解決の方法を盗みさえする、等々……。この速くて柔軟な心は、採餌や帰巣の必要、ハチの形態やサイズなどに適う方向へ、進化の手が精巧に磨き上げてきたものだ。
ファーブル、カール・フォン・フリッシュ、マルティン・リンダウアー、そしてもちろん著者自身も含め、数多の研究者たちがアイデアを凝らした巧妙な実験によって、その「異なる心」の解明に挑んできた。ハチの内面を探る実験のおもしろさも本書の大きな読みどころの一つだ。
著者はハチの個体が「パーソナリティ」をもち、「自他」を区別し、内的表象を形成し、苦痛や情動を経験するといった心的機能も探っている。本書を読む前と後で、ハチはもちろん、すべての昆虫への見方が変わらずにはいられない。

内容説明

ハチの知性がすごすぎる。高速の思考。限界の見えない学習能力。人間より密度の高い時間を生きている。数を数え、道具を使い、ほかの個体から問題解決の方法を盗みさえする…。ハナバチの認知研究の最前線で明らかになる、その驚くべき精神生活。

目次

1 はじめに
2 不思議な色で世界を見ている
3 ハチの異質な感覚世界
4 「単なる本能」なのか?
5 ハチの知能とコミュニケーションの起源
6 空間についての学習
7 花についての学習
8 社会的学習と「群知能」
9 そのすべてを背後で支えている脳
10 ハチの「パーソナリティ」の個体差
11 ハチに意識はあるか?
12 終わりに―ハチの心に関する知識はハチの保全にどんな意味をもつか

著者等紹介

チットカ,ラース[チットカ,ラース] [Chittka,Lars]
英・ロンドン大学クイーン・メアリー校教授(感覚・行動生態学)。動物の感覚・学習・認知と進化・生態にまたがる幅広いテーマで研究をおこなっている。特に、ハナバチの心・知性と行動の研究を牽引する第一人者として世界的に知られ、300本近い論文を査読誌に発表している。PLoS Biologyの編集委員(2004‐現在)、PNASのゲスト編集委員(2023)、Proceedings of the Royal Society Bの編集委員(2010‐2012)など、トップジャーナルの編集メンバーも歴任

今西康子[イマニシヤスコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

41
私が普段観察しているハチはニホンミツバチですが、群れごと、そして群れの中でも経験値などで「性格」が現れているように感じられます。ミツバチ仲間だった久志さんは、スズメバチに襲われた群れが彼の元に助けを求めに来た話をしていましたが、実際声がけをして匂いを記憶してもらっておくと、警戒される頻度が減るのは体感しています。巻末に小野先生の推薦文があり、ニホンミツバチを愛する私はほっこりしましたとさ。2025/04/28

mim42

15
良書。ハチの科学から意識の科学へ。ハチが意識を持つか否かが直接の主題では無いが、少なくとも主観的体験があるはずだという立場。「意識」という概念は、ヒトとハチの間では同じ機能セットを指し得ない。ハチが意識を持つとするならばそれは人間のものとは大きく異なるだろう。様々な形態で存在する多様な意識の抽象化と特徴化を含む「比較意識学」が待望されている。ハチの個性や性格の章で、「洗い物が溜まっても気にならない人と気になって洗ってしまう人」の喩えがハマっていた。自己認識については単一モーダルミラーテストでは不十分かも。2025/04/21

たかぴ

5
無機質で機械的な存在だと思っていたハチ。だが、意外と間違いもするし学習能力には個体差があったりする。 感視覚や嗅覚など人間とはかなり違う器官もあるので同じように考えるわけにはいかないが、心象、脳内にも想像はしてみたくなる。2025/03/13

tetsv8

1
ハチの凄さがわかることもあるが、研究者が置かれた時代背景や様々な手法が分かって、面白い。 ハチも蜘蛛に出くわすと、警戒するとか、不安に似た振る舞いをするなど、人に似た情動をするのは興味深い。 また、意識があるかについてもアプローチする部分は面白い。自分環境の区別、自他の識別、認知の認知であるメタ認知が意識。自分も自分,他人を分からないといけないと思った。 ハチも生得的に大きい小さいがあり、得意なことが変わってくる。人もあまり無理せず、自分に合ったものにシフトするのがいいんだと納得した。 2025/03/30

Go Extreme

1
ハチの知能と行動:認知能力 学習 行動柔軟性 空間記憶 記憶形成 巣作り ナビゲーション 知能進化 感覚と知覚:複眼 紫外線視覚 偏光感受性 色覚 嗅覚 触覚 フェロモン 感覚処理 社会性と協力:社会的学習 群知能 役割分担 ダンス言語 コミュニケーション 分業 社会構造 観察学習 個体差とパーソナリティ:個体差 パーソナリティ 攻撃性 防御行動 行動実験 採餌戦略 環境適応 行動多様性 意識と倫理:意識存在 自己認識 侵害受容 主観経験 意識定義 保全倫理 動物倫理 研究意義2025/03/22

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