文化と帝国主義 (改訳新版)

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文化と帝国主義 (改訳新版)

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  • サイズ 46判/ページ数 800p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097587
  • NDC分類 361.5
  • Cコード C1010

出版社内容情報

〈今日、誰もが、純粋にひとつのものではない。インド人あるいは女性あるいはムスリムあるいはアメリカ人といったレッテルは、せいぜい出発点にすぎなくて、ほんの一瞬でも実際の経験に足を踏み入れるなら、すぐにも捨て去られてしまうものなのだ。帝国主義は文化とアイデンティティとの混合を地球規模で強化した。しかし、そこからもたらされた最悪の、もっとも逆説的ともいえる贈り物とは、人びとに、自分たちがただひたすら、おおむね、もっぱら白人あるいは黒人あるいは西洋人あるいは東洋人であると信じこませたことだ。…けれども他者とのちがいやみずからの特異性に、これこそが人間生活の要であるかのごとく、こだわりつづける理由は、恐怖と偏見以外にどこにもないように思われる。事実、生存とは、さまざまなものをむすびつけることを中心にして達成される。より実りあるのは――そしてより難しいのは――「わたしたち」についてだけではなく、他者について、具体的に、共感をこめて、対位法的に考えることなのだ〉

重なりあう領土、からまりあう歴史…今日もなお形を変えてつづく世界史の諸相を描いた、ポストコロニアル批評の金字塔。『オリエンタリズム』と並ぶサイードの主著を、改訳新版であらたにおくる。

内容説明

重なりあう領土、からまりあう歴史…今日もなお形を変えてつづく世界史の諸相を対位法的に描いた、ポストコロニアル批評の金字塔。改訳新版であらたに送る。

目次

第一章 重なりあう領土、からまりあう歴史(帝国、地理、文化;過去のイメージ、純粋なものと混淆的なもの ほか)
第二章 強化されたヴィジョン(物語と社会空間;ジェイン・オースティンと帝国 ほか)
第三章 抵抗と対立(ふたつの側がある;抵抗文化の諸テーマ ほか)
第四章 支配から自由な未来(アメリカの優勢―公共空間の闘争;正統思想と権威に挑戦する ほか)

著者等紹介

サイード,エドワード・W.[サイード,エドワードW.] [Said,Edward W.]
1935‐2003。1935年11月1日、イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジ等で教育を受けたあと合衆国に渡り、プリンストン大学卒業、ハーヴァード大学で学位を取得。コロンビア大学英文学・比較文学教授を長年つとめた。2003年9月歿

大橋洋一[オオハシヨウイチ]
1953年名古屋市に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻、英文学。東京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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pushuca

5
多彩な語り口。力強い論評。2025/04/29

brzbb

3
たぶん間接的、直接的に影響を受けたものは読んでるんだろうけど、サイード本人のものを読むのは初めて。まず驚いたのが、論じられてる帝国主義と植民地の関係が男性優位主義と女性の関係にぴったり一致すること。実際、権力への抵抗運動としてフェミニズムに何度も言及されている。独立後、独裁政権になってしまったところも多い元植民地が今後どのような方向を目指せばいいかという、反原理主義、反純血主義の姿勢は第三派以降のフェミニズムにも当てはまる。次に驚いたのはパレスチナ問題について直接論じられていること。著者の出身を考えれば2025/06/08

Go Extreme

1
本質: 植民地主義 支配構造 抑圧 暴力 経済搾取 文化的支配 歴史的記憶 文化とイデオロギー: 美学理論 国民文化 文学作品 美術思想 表象の実践 西洋中心主義 オリエンタリズム 抵抗と解放: 反植民地主義 解放運動 武力抵抗 文化的抵抗 思想的反抗 アイデンティティ再構築 民族自決 自己認識 文学と帝国: リアリズム小説 『闇の奥』 ジェイン・オースティン 『マンスフィールド・パーク』 文学批評 表象分析 帝国的想像力 物語と権力 現代的影響: 現代文化 社会構造 持続可能性 精神的解放 歴史理解2025/03/22

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