課税と脱税の経済史―古今の(悪)知恵で学ぶ租税理論

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課税と脱税の経済史―古今の(悪)知恵で学ぶ租税理論

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  • サイズ 46判/ページ数 640p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097556
  • NDC分類 345.2
  • Cコード C0033

出版社内容情報

博識にして、ゴキゲンな租税史だ…
税金は払うより、読んだほうがずっと楽しい…
税理士にぜひ確認してほしい――この本は控除対象かもしれない。
ダニエル・アクスト(『ウォールストリート・ジャーナル』)

これ以上タイムリーで、愉快な歴史は想像できない。
バリー・アイケングリーン(カリフォルニア大学バークレー校教授)

読んで、学んで、楽しむ、ご準備を。
クリスティーヌ・ラガルド(欧州中央銀行総裁)

愉快で、同時に、ためになる。
ローレンス・サマーズ(ハーヴァード大学教授)

「本書でとりあげるのは数千年の期間に生まれた物語の数々である。シュメールの粘土板、カリグラ帝の奇抜な税制から、パナマ文書で暴露された狡猾な租税回避や、ブロックチェーン技術で可能になる税務の仕組みまで。…とはいえ、この本は税金の歴史をまとめた歴史書ではないし、税金の原則を教える入門書でもない。その両方の要素を少しずつ持っている。…
税金の原則がわかれば、税金の歴史をとらえるのに役立つ。…一方、税金の歴史がわかれば、税金の原則を解き明かすのに役立つ。…税を立案し、導入するときに取り組むべき問題(公平性、帰着分析、効率性、最適課税などなど)は、基本的に昔もいまも変わらない。…
この本の核心をなす基本的なポイントは、税制のよしあしを定める原則の多くがどの時代にも見てとれるということである。それらの原則に目を向ければ、過去を知り、テクノロジーの発展とともに変わりゆく未来のために賢い選択を行なうのに役に立つ」(はしがき)
税の歴史で原則を学べば、「つまらない政治的レトリック」に惑わされなくなるかもしれない。

内容説明

「本書でとりあげるのは数千年の期間に生まれた物語の数々である。シュメールの粘土板、カリグラ帝の奇抜な税制から、パナマ文書で暴露された狡猾な租税回避や、ブロックチェーン技術で可能になる税務の仕組みまで。…とはいえ、この本は税金の歴史をまとめた歴史書ではないし、税金の原則を教える入門書でもない。その両方の要素を少しずつ持っている。…税金の原則がわかれば、税金の歴史をとらえるのに役立つ。…一方、税金の歴史がわかれば、税金の原則を解き明かすのに役立つ。…税を立案し、導入するときに取り組むべき問題(公平性、帰着分析、効率性、最適課税などなど)は、基本的に昔もいまも変わらない。…この本の核心をなす基本的なポイントは、税制のよしあしを定める原則の多くがどの時代にも見てとれるということである。それらの原則に目を向ければ、過去を知り、テクノロジーの発展とともに変わりゆく未来のために賢い選択を行なうのに役に立つ」(はしがき)。税の歴史で原則を学べば、「つまらない政治的レトリック」に惑わされなくなるかもしれない。

目次

第1部 強奪と権力(すべての公共のことがら;われわれが来た道;別の名前で)
第2部 勝者と敗者(まずまずの公平性;財政の強大な動力源;誰でも平等に扱われるわけではない;留まるか、移り変わるか)
第3部 行動を変える(悪い行ないを改める;巻き添え被害;ガチョウの羽根のむしり方;世界市民)
第4部 税金はひとりでに集まらない(串刺しヴラドと穏便な徴税方法;誰かがやらなければならない)
第5部 税をつくる(税の喜び;来るべき世界の形)

著者等紹介

キーン,マイケル[キーン,マイケル] [Keen,Michael]
東京大学の東京カレッジ潮田フェロー、元国際通貨基金(IMF)財政局次長。IMFにおいて20年以上にわたり、税制についての政策と助言の作成・実施を主導した。世界各地の財務省に助言し、40カ国以上を訪問、さらにはG20やIMF理事会のために重要文書を執筆。米国国税協会から長年の貢献に対してダニエル・M・ホランド・メダルを授与されているほか、国際財政学会の会長を務めた

スレムロッド,ジョエル[スレムロッド,ジョエル] [Slemrod,Joel]
ミシガン大学ロス・スクール・オブ・ビジネスのビジネス経済学および公共政策教授、および同大経済学部教授。ロス・スクール・オブ・ビジネスの税制研究室長も務める。米国国税協会から長年の貢献に対してダニエル・M・ホランド・メダルを授与されているほか、国際財政学会の会長を務めた

中島由華[ナカジマユカ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きゃれら

17
税金の話は、国の成り立ちの話だ。2025年の今も税金をどう減らすかということで世の中はやかましい。本書は税金の歴史を数々の面白エピソードに触れながらテーマごとのポイントを語ってくれている。脱税、租税回避との闘いは、人類の知恵のぶつかり合いで非常に興味深い。歴史や文学でおなじみの人物も数多く出てくる。税金について意見を述べるとき、この本の中身に通じていることは必須だと思う。特に政治や行政に関わる人たちは。未来予想に長けているSFがこと税金に関しては頓珍漢なのは笑った。2025/03/13

Go Extreme

1
課税の歴史と理論: 課税制度 租税理論 シニョレッジ インフレ税 人頭税 所得税 消費税 権力と財政: 強奪と課税 王権と税 財政政策 封建制度 政府借入 戦時税 超過利得税 脱税と租税回避: 租税回避 多国籍企業 移転価格設定 タックスヘイブン 納税コンプライアンス 企業税負担 透明性改革 社会的影響と公平性: 水平的公正 垂直的公正 貧富の格差 課税の配分 社会的信頼 外部性 行動経済学 現代の課題と展望: デジタル課税 グローバル課税 環境税 国際協力 納税者の権利 課税の簡素化 持続可能な税制2025/03/02

ゼロ投資大学

1
統治する側にとって様々な要素を考えどのように課税するかは永遠のテーマであるし、徴税される側の大衆も節税脱税などの手段を駆使してできる限り税金を逃れようとする。歴史の中で、経済成長を損なわず大衆の不満を抑えつつ効率的により多く税金を徴収するか研究が続けられてきた。近年では、主要な課税手段となった所得税が近代に入ってから登場したことは意外であった。2025/02/07

allSS0413

0
税金について消費税や相続税、環境税や脱税などよく話題にのぼるそのあたりを歴史を絡めてとても楽しく読める素晴らしい本。税金を取られる方と取る方のイタチごっこが楽しいし、公平な税金とは何か?税金がもたらす社会的影響(税金をかけることによる社会的損失)など、ここまで広く深く考えたうえで社会保障や課税に対する議論をすべきだなと思った。確かに税金を取られるのは嫌だが、現在の課税システムは練るに練られたものだとわかって少し納得できた。2025/05/21

Ryo Sogawa

0
税についてのあれこれ。脱税というとあくどいイメージだが、課税の方もなかなかなものですな。2025/04/11

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