競争なきアメリカ―自由市場を再起動する経済学

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競争なきアメリカ―自由市場を再起動する経済学

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622097549
  • NDC分類 332.53
  • Cコード C1033

出版社内容情報

アメリカでのブロードバンド平均月額料金は66.17ドル。対してドイツでは35.71ドル、フランスでは38.10ドル支払えば、同等のサービスが利用できる(2017年)。熾烈な価格競争が行なわれるはずの自由市場の国アメリカでは、ヨーロッパの人々の2倍近くを払わないとインターネットを利用できない。
本書によると、これは通信業界だけの問題ではない。競争が減少し、一握りの企業への集中が高まったことで、様々な物・サービスの市場で価格が上昇しているという。その背景には企業の政治家へのロビー活動や選挙資金提供で歪められた政策があると著者は喝破する。カネと政治の結合が歪めたのは価格だけではない。投資、生産性、経済成長、賃金が低調になり、格差が拡大した。Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftといった21世紀のテック系スターは、GE、GMといった過去のスター企業を上回るほど経済に貢献してはいない。ニューヨーク大学スターン経営大学院でマクロ経済とファイナンスを専攻する経済学者が、データを徹底的に活用して説く。「21世紀の資本主義を理解するための必読書」(ガブリエル・ズックマン。カリフォルニア大学バークレー校経済学部)。

内容説明

アメリカでのブロードバンド平均月額料金は66.17ドル。対してドイツでは35.71ドル、フランスでは38.10ドル支払えば、同等のサービスが利用できる(2017年)。熾烈な価格競争が行なわれるはずの自由市場の国アメリカでは、ヨーロッパの人々の2倍近くを払わないとインターネットを利用できない。本書によると、これは通信業界だけの問題ではない。競争が減少し、一握りの企業への集中が高まったことで、様々な物・サービスの市場で価格が上昇しているという。その背景には企業の政治家へのロビー活動や選挙資金提供で歪められた政策があると著者は喝破する。カネと政治の結合が歪めたのは価格だけではない。投資、生産性、経済成長、賃金が低調になり、格差が拡大した。Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoftといった21世紀のテック系スターは、GE、GMといった過去のスター企業を上回るほど経済に貢献してはいない。ニューヨーク大学スターン経営大学院でマクロ経済とファイナンスを専攻する経済学者が、データを徹底的に活用して説く。

目次

序論
1 アメリカにおける市場支配力の高まり(経済学者はなぜ競争が好きなのか…なぜあなたもそうあるべきなのか;悪い集中、良い集中;市場支配力の増加;投資と生産性の低下;自由参入の失敗)
2 ヨーロッパの状況(一方、ヨーロッパではどうか;アメリカの物価は高すぎるのか;ヨーロッパ市場はどのように自由化したのか)
3 政治経済学(ロビー活動;カネと政治)
4 いくつかの産業を掘り下げる(バンカーの報酬はなぜ高いのか;アメリカの医療―自ら招いた禍;星を見上げて―トップ企業は本当に違うのか;規制すべきか否か、それが問題だ;買い手独占力と格差)
結論

著者等紹介

フィリポン,トマ[フィリポン,トマ] [Philippon,Thomas]
ニューヨーク大学スターン経営大学院教授。仏エコール・ポリテクニークを経て、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号取得(経済学、2003)。コーポレートファイナンス、ビジネスサイクル、失業など、マクロ経済やファイナンスについて広範に研究している。トマ・ピケティ、エステル・デュフロらと共に、IMF「45歳以下のトップ経済学者25人」に選出(2014)

川添節子[カワゾエセツコ]
翻訳家。慶應義塾大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Go Extreme

2
価格上昇 賃金停滞 投資減少 生産性低下 経済成長鈍化 格差拡大 欧米比較 消費者不利益 労働分配率低下 EU製品市場規制 合併審査緩和 競争当局独立性 ロビー活動 企業の政治影響力 金融イノベーション 資本配分非効率 金融規制改革 デジタル経済 データ利用 プライバシー保護 買い手独占 労働市場支配力 雇用選択肢減少 オンラインプラットフォーム 反トラスト政策 自由市場再起動 政治的要因 市場集中度 寡占化 産業間格差 消費者厚生 リーマンショック 規制緩和影響 サービス質の格差 競争政策転換 市場歪曲2025/04/14

sa10b52

1
自由市場の代表格と見られていたアメリカは実態はその逆に進んでいて、むしろEUの方が健全に市場を舵とってきたというお話。GAFAの与えるインパクトもそれほど大きいのかという指摘。確かに一見彼らはイノベーティブに見えるし、AIの成長を牽引してきた側面はあるであろう反面、我々の生活を本当に豊かにしているのかという疑問はある。そして工業力が細ってきたことに気づき出したのが今のトランプ政権につながっているようにも見える。2025/05/02

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